困知勉行 | 両軸愛者 ~引金派~

両軸愛者 ~引金派~

I am the bone of my bait casting reel .
――― 体は両軸で出来ている

次男さんとの釣りの話ばかりなので、たまには長男の野球の話でもしようかなと思います。





次男さんが感覚派なら、長男は間違いなく理論派です。



頭より先に行動する次男さん、しっかりと一から十まで考えてからでないと行動に移せない長男といった感じです。



周りからはそれを不器用と捉えられる事も少なくありませんが、歩みは遅く時間は掛かっても少しづつコツコツと積み重ねて成すタイプなんですよね。



そんな長男らしい成長の一幕が垣間見えた出来事がありました。



先日長男は少年野球の低学年大会があり先発で出場して、結果は残念ながらコールド負けでしたがこれはこれでいい経験になったと思いましたが、それは試合を観戦していた父にも言える事でした。



私は試合の内容や勝敗よりも、実戦で投げる長男のピッチングフォームを黙々と観察してデータを収集をしました。



長男がボコボコと打たれる中でとても胸が苦しくなる場面もありましたが目を背けずに観察していると、ほんの少しの事で劇的に変わる部分を発見する事が出来たので試合から帰宅して感覚が鈍らない内にアドバイス。



すると





長男が覚醒しました。



何をアニメ漫画やゲームの主人公の様に負けて復活してパワーアップするみたいな突拍子もない話をするんだと思うかもしれませんが、単に球速だけでいうなら2~3割は増したと感じます。



実際にチームメイトから「何で試合でその球を投げなかったの?」と言われる始末…低学年大会に間に合えば結果は変わらなくても抗えたのかなと思うと私としても非常に申し訳ない気持ちはあります。



但しこの覚醒劇は決して偶然ではなく、長男が日々コツコツと繰り返し積み上げてきた練習やトレーニングの成果や賜物であって、既に長男の中に備わっていたモノを引き出したに過ぎませんでした。



これを誰や彼やと構わずに同じ事を教えた所でその球速に辿り着く為の努力を怠っているなら、たった5分程度のアドバイスで劇的に変わるなんてそうそう有り得ませんからね。



普段の長男は外野からのバックホームを見ていてもそんなに肩も弱い訳でもなく返球も鋭いし、試合が成り立つ程度にはストライクも入りコントロールも悪くなく、膝を痛めた人間とは思えない体幹もしっかりしていて安定しているけど、そこそこに恵まれた体格からは繰り出される速球は素手でキャッチ出来そうな遅球で若干山なりのフワッとした球筋…



確かにピッチャーはコントロールというけども…



それがさっきの試合では遅く伸びもなく山なり軌道の球だったのに、特にフォームが変わった訳でも無くて単に力を抜いて入れるタイミングを変えただけで急に真っ直ぐズバんと放り込める様になったもんだから



長男「あれ…?ぼくこんな球が投げる事が出来たんだ…?」



当の本人が1番信じられない様子でした。



ただ今はまだ今の感覚で8割も投げれていないらしいので、これから冬の間に更に落とし込んでモノに出来たら来年は本人もピッチャーが楽しくなってくるんじゃないかなと思います。



いや少し訂正があります。



既に投げるのが楽しくなった様子で、次の練習試合の後にキャッチーを頼まれた父なのでしたw



幾らでも受けてやるからどんとこいやぁ!!!(無理のない範囲でw)



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