クランクベイトはフグに似てるから釣れない | 両軸愛者 ~引金派~

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I am the bone of my bait casting reel .
――― 体は両軸で出来ている

ちょっと今日は真面目なお話。


今は珍しがられる事はあっても、昔みたいに馬鹿にされたり批判されなくなりました。


え?なんの話?




バス向けルアーでソルトルアーフィッシングをすることですね。


今回はソルトと言っても幅広いのですが、今回はシーバスで考えて貰って結構です。


中学生から本格的にルアーフィッシングをやる様になって、それはフレッシュウォーターのバスフィッシングでした。


今は真冬のバス釣りは厳しいけど確立されていますが、当時は選択肢が少なく地元では冬=オフシーズンみたいな所がありました。


そんな事もあってか釣具屋さんでも真冬はソルトフィッシングをすすめられていました。


とは言ったものの学生にソルトルアーを揃えるにお小遣い的に限度がありましたから、釣具屋さんからバス向けのルアーでソルトに転用出来るものを教えて貰い、それからはそのラインナップを中心に兼用して運用して行く事が多かったですね。


あの頃はバス=展開の遅い釣り、逆にソルト=展開の早い釣りみたいなのが周りでの共通認識であり、他にもソルトではデカイルアー、ソルトでは魚に似てないルアーには食いつかないみたいな風潮もありまして、あの頃はその認識を1mmも疑い事をせず、ただ造形がリアルでデカイミノーを遠投を繰り返しては、鬼の形相で早巻きするみたいなのを延々と繰り返していましたw


そこにそれまでの常識を打ち破る釣具屋さんが現れました。そこの店長さん含むお仲間さんの釣りは今の様なスタイルのシーバスフィッシングも展開されていましたが、5ft位のグラスロッドにチャンピオングリップにアブ乗っけてハンドメイドのトップルアーを駆使してシーバスを仕留めていました。


記憶では65cmがスズキ、80cmでランカーとか呼ばれていた居た時代ですが、普通に90cmオーバーとかもあげてたと記憶しています。


今思えば常識というのを疑う様になったのは、この時だったかも知れませんね。


それでもまだまだバスフィッシングが衰えておらず、ソルトルアーって今の様に専用の道具のラインナップがかなり少なかったです。下手したら無かったです。今じゃ考えられないかもしれないですが、メバルやカサゴはバスタックルの流用でやるみたいな感じ言われてましたね。


その頃は私のバスフィッシングスタイルはトッパーだったのですが、それをソルトで展開するとなると既に偉大な先駆者達が居ましたから面白くないなと思い、そこで目をつけたのがクランクベイトだった訳ですね。


あの当時ソルトベイターって本当に居なくて、アンバサダー5600Cの赤ベロでシーバス相手にクランク巻いてる奴なんか、日本中探しても数える程しか居ないんじゃと店長さんから言われてたのが懐かしいですw


なので物珍しそうにソルトアングラー達に話し掛けらる事が多かったです。


オッサン「おーベイトリールかー海で珍しいなー何狙ってるの?」


私(15歳)「シ、シーバスです!」


オッサン「シーバスねぇ俺もシーバスやるけど…それクランクベイトやねーか!そんなんフグに似たルアーはスズキ食わないから釣れる訳ねー(笑)オススメのルアーは教えてやるから…」


私(15歳)「うわー親切にありがとうございます(はぁ…?マジでうっざぁ…おめぇーのアドバイスとか聞いてないわぁ…)」


当時はこんなのが本当に多くてソルトフィッシングが嫌になりそうでしたが、そのアドバイスの全てが間違ってる訳でもなく私のやってる事に肯定的な人も居て「困ったらダイワのファントム投げてたら間違いないよ」と教えてくれたお兄ちゃんには今でもお礼を言いたいですw


結局あの頃は否定されてやり切れるほどメンタルも強くなく、様々な疑問は持ちつつも結局は釣れる方に流されて大人になって行きました。


社会に出て釣りから離れている間にいつしかバスフィッシングが衰退して、ソルトルアーフィッシングのブームが到来していて、昔取った杵柄と当時よりも専門的され進化した道具のお陰でソルトルアーフィッシングはメキメキと上達していきました。


ソルトに深くハマればハマる程に比例してバスフィッシングへの想いが強くなっていき、生活に余裕が出来てきたタイミングでバスフィッシングに復帰しましたが、当時とは違いソルトを深く経験する事で大きな変化がありました。かつてはそこまで考えが至らずに存在をスルーしていたであろう領域のバスが釣れる様になり、かつてよりもバスフィッシングに手応えを感じる様になりました。


そこから急速に私の釣りが自体が進化し始めて、今度はバスフィッシングでの考え方がソルトに深く結び付くようになりました。


クランクベイトはフグに似ているからダメと諦めた当時。


クランクベイトがフグに似ているから食わないとしてもルアーのアクションのどの部分でもいいからシーバスに効くルアーと共通した部分が無いか?又はそれに勝る部分は無いか?そんな風に考えられる様になった今。


専門性の強いルアーは良い所を持続して出し続ける安定が釣果を呼び込んでくれるのは間違いなく正解。


専門外のルアーは確かに良い所が一瞬しか発揮されないかもしれないけど、その一瞬が信じられない様な爆発的な釣果を生み出してくれるかもしれないのも正解ですよね。


そうじゃなかったらハイパークランクやクランキーダーター投げてないってwwwwww


確かにただ何となく投げる日もあるのだけど、自然との、魚との、釣った釣られたの勝負なのだから、何となく投げるって好きじゃないんですよ。


中には考えなくても垂らしてれば釣れる魚って居るんですけど、多分それって何で考えなくても釣れるのかって言葉で表そうとしたらもの凄く難しいと思うんですが、そういう造作の無いことの1つを考えるのが楽しいのが釣りなんですよね。


まだ書き足りないけどこれ以上長くなると大変なので終わりwwwwww


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