「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ」をみて キツネの魂を神の国に送る、アイヌ民族伝統の儀式 | すずきともこの安心感を育て人生を楽しむブログ

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こんにちは。

 

 

「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ」を観ました。

 

イオマンテ(アイヌ民族の儀式)を、

まさか映画館で見られるとは!!

 

 

 

公式サイト…

 

 

 

黄色い花75年ぶりに行われた、アイヌ民族のイオマンテの儀式。

1986年のことだ。

 

北海道の先住民族、アイヌの人たちは、動物や植物を神と呼び、敬う。

そしてクマやキタキツネの子を大切に村で育て、大きくなったら「神の国」へ送る儀式を行う風習があった。そのうえで毛皮や肉をいただいて生きる糧にする。

 

その儀式では村中総出でお祭りをして動物に歌や踊りをささげ、お土産を背負わせ、感謝を伝え、祈る。

 

そのように手厚くもてなすと、動物の霊は神の国で「人間の国でこんなにおみやげをもらった。こんなふうに舞を見せてもらった」と他の動物たちに話す。そうすると動物たちが「自分も行きたい」と人間(アイヌ)の国へ、毛皮と肉を贈り物としてまとって、また来てくれると考えられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

星イオマンテはクマばかりかと思っていた。

キツネの場合もあると知った。

 

 

 

星たった1匹の小さなキタキツネに、壮大なお祭りをする。

ごちそうが並び、イナウ(神への贈り物)も並ぶ。

いくつもの、歌(ウポポ)や踊り(リㇺセ)。

申し述べられる、神(カムイ)であるキタキツネ(チロンヌㇷ゚カムイ)への長いあいさつ、長いお祈り(アイヌ語)。

 

ほんとうにていねい。

どれだけの時間と労力をかけることだろうか!!

 

 

 

星そのキタキツネは、首輪をつけて飼われていた。

かわいがって育てた飼い主(?)は、やはりつらいそうだ。

殺される場面は見ないという。そうだよね…。しょぼん

 

 

 

 

星私も肉を食べるけど、自分で殺して食べた体験はない。

殺すシーンを生で見たこともない。

 

映画では見たけれど。

・「ある精肉店のはなし」

 

 

 

 

 

星できる範囲でだけれど、生き物を大切に育てている(薬漬けにしない、狭いところに押し込めない、小屋を掃除する、など)ところの肉を買っている。全部ではないが。

 

平飼いされている鶏の卵を宅配の生協(生活クラブ)で買ったり。(おいしい!)

 

動物の境遇は気になる。

植物の境遇も。

 

どちらも食べるけれど。

 

 

 

 

星掃除していない牛小屋の映像を見て、衝撃を受けたことがある(アメリカ)。うず高くフンが積み重なり、フンまみれの牛がそのまま運ばれ、工場で吊るされ、肉にされていた。

 

ベルトコンベヤーで何百匹も一度に運ばれ、落とされるひよこの映像も衝撃だった。くちばしを切られて狭い空間に閉じ込められている鶏たち(ストレスで自分をつつくので、切られる)。

 

 

・「フード・インク」

 

 

 

 

星このときのイオマンテの儀式で中心となったのは、

日川善次郎エカシ(1911年生まれ)だ。当時75歳。

(エカシは、おじいさんの意)

 

アイヌの伝統儀式が行われなくなり、

儀式の手順やアイヌ語を覚えている人はいなくなっていく中、

覚えている貴重な人だった。

 

日川さんもご高齢であり、「これはアイヌ民族最後のイオマンテになるだろう」と映画の中で話しておられた。えっ

 

記録映像の中だけのものになってしまうのかもしれない。

 

 

 

 

星若いアイヌの少年も儀式に参加して伝統の舞を踊っていた。

 

でも、「伝統を受け継ぐか」と聞かれてると、「うーん」と言いよどみ、「そんなにやりたくない」と答える。

「実は村を出たい」という少年もいた。

 

せっかく、あんなに伝統の舞を踊れるのに。と思ったけれど、当時はまだ今のようにはアイヌ文化が見直されていなかったし、やむをえないことだったのかもしれない。

 

 

 

 

星30年以上前(1989年ころ)にアイヌのご年配のかたに直接聞いた話で、「小学校ではアイヌ語禁止で、うっかりアイヌ語を話したら先生に殴られた」というものがあった。

私が「えーっ!!」と驚いていたら、「ほら、ここ。これがそのときの傷だよ」と口の中を広げて見せてくれたのだった。

 

ひどいことだ。しょぼん

アイヌ文化は禁止されたりして、否定されていたのだ。汗

 

 

 

 

星日川さんの妻、キヨさんが語っていた。

「(夫は)各地を仕事しながら流れ流れてきた人だから。もう、お酒をたくさん飲んで飲んで。30代、40代、50代と飲んで、大変だった」と。育児も苦労したそうだ。あせる

 

 

日川さんにはきっと、お酒を飲まずにいられない厳しい状況があったのではないかと思った。

 

 

 

 

星このシーンも、ぐっときて泣きそうになった。しょぼん

お二人とも、どれほどたいへんだっただろうか。

 

 

 

 

星その時代を経て、人生の最後に伝統のイオマンテをやって見せてくれた日川さん。

神への祈りの言葉を間違えると大変なことになるという、責任重大な(ある意味、危険を背負う)大役を引き受けてくれた、それが映画になっている。

 

 

 

星失われていった(失わせた)ていねいな儀式。

言葉にならない。

 

 

 

 

星最近、ようやくアイヌ文化が見直され、大切にされるようになってきているそうだ。

 

白老に国立のアイヌ民族博物館ができた。キラキラ

史上初。これまで、私立の博物館はあったけれど、国立のものはなかった。

 

いつかぜひ、行きたい。

 

 

・ウポポイ 国立アイヌ民族博物館

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色い花関連映画

 

「アイヌの結婚式」「チセ・アカラ ~われらいえをつくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

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