こんにちは。
「トーベ」を観ました。
意外な内容。
「そうだったのか！」とハッとしました。
公式サイト…
トーベ・ヤンソン。
フィンランドの作家でアーティスト。
「ムーミン」の原作者だ。
自由で常識にとらわれない生き方と孤独、
男性や女性との恋愛。
彼女は、どう生きたのか？
この、踊るポスターがステキ！！
思いきり冒険して踊った人生を象徴するようです。
映画の中に（予告編にも）踊るシーンがあるのですが、
自由な振り付けで情熱を発散するように踊る姿が魅力的。
まるでトーベの生き方を象徴するようです。
彫刻家のお父さんは、娘のトーベに厳しく当たる。
「こうであるべき」という考えを押し付けていた。
でも、トーベはそこを突き破って自由に表現する。
「私は私よ」というように、堂々と。
いいなあ。
それでも、トーベは父親に認めてほしい気持ちもあったんだなあと後でわかるシーンがあった。
「自分を生きる」と決めていても、「父親に理解されない悲しみ」もあった、ということなのだろうか。
トーベが1人暮らしを始めるシーンは印象的。
戦争のあと、爆撃で窓が壊れた部屋を借りる。
あちこち壊れているけど、広い。うれしそうなトーベ。
部屋で無言で薪わりをするシーンがあった。
そのシーンも心に残る。
トーベは独身だけど、
恋愛する相手は（女性も男性も）結婚してる人で、そこはびっくりした。
でも、浮気していることは隠してなくて、知られてる。
公認のようでもあり、そこもびっくりした。
同性愛者でもあったトーベ。
そうだったのか。と思う一方で、心配になった。
その時代に、迫害されなかったのか？
（同性愛者は否定され攻撃されて危険な目に遭う時代だ）
でも、映画の中にその辺の描写は無かった。大丈夫だったのかも？
おおらかに受け入れられたのだろうか？
アートの世界だから、周囲の人も感覚が自由だったのかな？
まっすぐに愛する。
トーベが自分の気持ちと向き合っていく姿がりりしかった。
いっぽう、日常的にタバコを吸い、お酒を飲むトーベ。
絵を描くときはもちろん、パーティでも。
アーティストの映画で、そういうシーン、すごく多い。
感覚が繊細で、でも現実は厳しくて、孤独で、タバコやお酒に頼らずにいられなかったのかもしれない？
画業のかたわら、ムーミンの物語をふくらませていく姿は、
その物語にトーベ自身が救われているようにも見えた。
ミムラさんがトーベだそうだ。
他にも、トーベの友人や恋人がモデルになったキャラクターがいる。
こんど、注意深く読んでみたい。
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