こんにちは。
「夫とのコミュニケーション」講座での参加者からのご質問＆答です。
Q
「夫が『仕事をやめたい』と言います。
やめたら、困ります。もう少しがんばってほしい。
夫が『やめたい』と言うときには、なんて言ったらいいでしょうか？」
（Ｓさん）
A
やめたいとき、ありますよね。
夫さんはどんなふうに言っているのですか？
「仕事のやり方が納得いかないのだそうです。
職場の慣習に、違和感があるみたいで。
『おかしい』『なんでだ』と言うのです。
そんなこと言ったって、会社のやり方があるだろうし、
と思ってそう言っても、聞きません。」（Ｓさん）
会社の中のやり方…。
それは、会社の外の私たちにはどうにもできないですね。
「はい。」（Ｓさん）
では、会社の中のやり方については、会社の人と夫さんに任せて、妻は、そんなに考えなくてもいいかもしれないです。
「と、言うと？」（Ｓさん）
夫さんが会社への文句を家で言ったら、
「そうだねえ」「納得いかないよねぇ」と、受けとめれば大丈夫です。
「えっ！それだけでいいんですか？」（Ｓさん）
はい。夫さんと議論せず、ただ「そうだねえ、なんでそういうやり方なんだろうねえ、納得いかないよねぇ」と聴くだけにします。
そうすると、夫さんはほっとするのではないでしょうか。
「そうか。たしかに！」（Ｓさん）
仕事をやめるかどうかは、決めるのは夫さんですが、
「やめたい」と弱音を言えているのは、いいなと思います。
「そうですか？！」（Ｓさん）
はい。「やめたい」と言えて、ガス抜きができていると思います。
だまって歯を食いしばってガマンしてたら、体にわるそうですよね。
「あー、そうかも！」（Ｓさん）
「やめたい」と言えずに無理している人は、心か体のどちらかがぐあいがわるくなるかも。また、ある日突然爆発して、やめるかも。
ふだんから、「やめたい」と言えていることは、心と体の健康に良いです。
それに、「やめたい」と言っていることで、言えないよりも、長続きするかもしれないくらいです。やっていってみないとわからないですが。
夫さんが「やめたい」とこぼしたら、「やめたいとき、あるよね」とおだやかに受けとめて、「いつもがんばってくれててありがとう」とねぎらうのはどうでしょうか？
「やめてもらったら困るんだから」と言うより、夫さんの元気が出そうな気がします。
「そうか。逆効果のことをしてたかも。
『やめたいんだー、そういうときあるよね』と聴けばいいんですね。
たしかに、その方が、夫も落ち着きそうな気がします。
それに、やめたいのに会社に行ってて、うちの夫、がんばってますね。」（Ｓさん）
はい。
「わかりました。やってみますー！」（Ｓさん）
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