「チカ―ノになった日本人」をみて ヤクザをやめて、人のためにできることをしているＫＥＩさんの実話

こんにちは。

「チカーノになった日本人」を観ました。

公式サイト…https://homie-kei.com/

ドキュメンタリー映画です。

実話というのが、ほんとにすごい。

KEIさんは、茅ヶ崎で今も家族向けに海遊びを提供しているそうだ。

うちも子どもが小さかったら、一度行ってみたかったなあ。

ＫＥＩは、子どもの頃、親から離されていくつもの家を転々とする。グレて、新宿歌舞伎町で少年ヤクザになり、全身にイレズミで、ケンカに明け暮れる。

２９歳のときにコカインの密売でＦＢＩに逮捕され、アメリカの刑務所に１２年間、投獄された。そこは、アメリカでもレベル５、凶悪犯が集まる所で、他の囚人に殺されることもある。日本人は、KEIひとり。孤軍奮闘しているうちに、チカーノ、メキシコ系アメリカ人の、ヤクザのボスに認められ、仲間となる。刑務所で独学で英語を学び、カウンセリングの講習も受けた。

出所後、ＫＥＩは日本で、チカーノ文化を紹介、服を売り始める。

そして、日本の子どもたちが楽しい時間を持てるよう、ボランティアで海遊びやバーベキューを提供。引きこもりの人をサポートしたり、放課後の居場所を作ったり、社会貢献をしている。

ケンカに明け暮れていたKEIは、どうして考えが変わったのか？
 

よくぞ生き抜いた。

すごいな…。

ヤクザ時代も、生きるか死ぬか、殺すか殺されるか。

刑務所でも生きるか死ぬか。

生き続けているということは、チャンスなのだと思う。

出会いがあって考えが変わり、人生を切り替えたKEI。

その出会いが、刑務所の中なのだ…。

メキシコ系アメリカ人のヤクザの親分の母親が、毎日、KEIさんに面会に来たという話に泣きそうになった。息子同様に愛情を注ぐのだ。

メキシコの人ってあったかいのかな。

KEIさんがチカーノに認められたのは、媚びなかったから。

保身に走らず、孤高を貫いた。

”対等”な姿勢が、つながりやすかったのかもしれないと思った。

仲間を大切にするチカーノの文化にふれて、KEIさんは「ありがとう」と言えるようになり、考えが変わったのだそうです。自分を捨てた母親と関わる気になったり。

ようやく「あたたかい、味方になってくれる家族」を、チカーノとの出会いで得たということに、不思議な感慨があった。

国境も、人種も、言葉の壁も、もちろん血縁も、なにもかも越えて家族になったのだ。

今、５０代のKEIさんは言う。

「わるいことをたくさんした。自分の暴力で障害を負った人もいる。今、いいことをしたからと言って、過去のわるいことが帳消しになるとは思っていない。」

「ただ、今、自分にできることをするだけ。」と。

ＮＰＯ法人　グッドファミリーを立ち上げて、

子どもの非行や引きこもり、いじめなどの相談を受けているそうです。

メール相談は無料だそうです。

茅ヶ崎の海で親子で遊ぶイベント情報は、こちらで見かけました。

本やマンガも出ています。読んでみたいな！

ちょっと、表紙がこわいけど(笑)。

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チカーノKEI〜米国極悪刑務所を生き抜いた日本人〜　1【電子書籍】[ マサシ ] 566円 楽天

ぜんぜん違う人だけど、ＡＫＩＲＡ（杉山明）さんを思い出す。

シンガーソングライターで作家、絵も描く人で、６０歳くらい。

若い頃、麻薬におぼれたり、ホームレスになったりした。

その後、立ち直って歌っている。多くの人を励ましている。

東日本大震災の直後、被災地でライブ中に発病、ガンからも生還した。

この人の歌が好きで、ライブに何回か行った。

生で聴くとほんとにいい。

AKIRAさんのブログがこちら。

一度どんぞこに落ちて、そこから立ち上がってきた人の言葉は、心に響く。机上の空論ではなくて、体温がある。

言葉に実感がこもっていて、伝わってくる。

そして、「わるいことをした自分」を知っているから、どこか覚悟がある。

「そういうこともある」と人間を広く見ることができる、自由さがある。

どんぞこの人を、見下したり、差別したりしないのだ。

COTTON100% / AKIRA (杉山明) 【本】 1,512円 楽天

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