こんにちは。
「ボブという名の猫
幸せのハイタッチ」を観ました。
実話を元にした映画です。
(公式サイト… http://bobthecat.jp/ ）
主人公は、ホームレスのミュージシャン。
路上でギターを弾いて歌い、
投げ銭で、食べている。
投げ銭はわずかなので足りず、
ゴミ箱をあさって残飯を食べたりする。
しかも薬物依存症の治療中。
ヘロインをやめるため、メタドンの投与中。
定期的にケースワーカー？の人と面談している。
あるとき、猫を拾い、世話をし始める。
猫連れで路上で歌ったら、人気が出て
投げ銭がどっと増える。
新聞にも載り、話題になっていく。
映画の中に ビッグイシュー が出てきた。
ホームレスの人が路上生活から抜け出すための
仕事です。
読みごたえがあって面白いです！
日本でも、道端で
売られていて、買えます。
ヘロインをやめるためにメタドン。
古いやり方なのではないだろうか。
これは最近の話の映画なので、びっくりした。
メタドンは、ヘロインより
中毒性が高いそうだ。
イギリスではまだやっているんだ…？
（日本では、
薬物依存症の治療のための、
ダルクという場があります。）
依存症は孤立が原因だと言われている。
人とのつながりがあれば、
回復していく可能性が高い。
だから、自助グループがある。
集まって話すのだ。
イギリスにも自助グループは
あるのかもしれないけど、
この映画の中には一言も
出てこなかった。
猫はとても可愛いし、
主人公は純粋にがんばっているけど、
もやもやしてしまった。
それでも、主人公は
猫と出会い、仲良くなり、
ぬくもりを得る。
猫を連れているおかげで
人から笑顔で話しかけられるようになる。
「今までは、『あっちへ行け！』と
追い払われていたのに。」と喜ぶ主人公。
なんと、ガールフレンドまでできる。
私も昔、犬をもらったり、
猫を拾ったりして飼っていたときに
知らない人が笑顔で話しかけてくるのに
びっくりしたなー。
動物がかわいいから、というのと
「動物の世話をしている」
「その動物になつかれている」
ということで、信頼されるのかな？と思った。
主人公は、
薬物依存症になったことで、
家族から追い出されていた。
それでホームレスになっていたのだ。
「孤立しているから
依存症になる」のに、
「依存症になると
さらに孤立させられていく」なんて。
薬物依存の心の仕組みの動画 があります。
シンプルなアニメーションです。（５分くらい）
心理的な意味を
わかりやすく説明してくれています。
お時間があったら、
ぜひ、見てみてくださいね。
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