・2022年8月27日(木)、ワイン会「Bon Vin Club」の165回目となる例会が開催されました。
テーマ:シャンパーニュ ~様々なセパージュを楽しむ~

①Dosnon & Lepage Recolte Noire
ドノン・エ・ルパージュ・レコルト・ノワール
生産地:フランス>シャンパーニュ>コート・デ・バール
生産者:ドノン
ぶどう品種:ピノ・ノワール
コート・デ・バールノ生産者「ドノン」は、ブルゴーニュでワイン造りを学んだ後、1998年にシャンパーニュに戻り祖父の後を継いでいます。
ワインに骨格を与える為、全てのキュヴェは木樽(シャサーニュ・モンラッシェ村で、最低でも5年使用されたもの)での発酵・熟成を行い、上級ブルゴーニュワインのような奥行きのある優美なテイストがもたらされます。
コート・デ・バールのキンメリジャン土壌で栽培されたピノ・ノワールは、シャルドネ以上に繊細でミネラルを表現すると言われています。
表土に小石が多く、日中の熱を蓄えて夜間に放熱することでぶどうの熟度は高くなるこれを活かして、べースとなるワインを造ります。
繊細な泡立ちと、リンゴや洋ナシのニュアンスがあり、ドサージュを少量に抑えることにより、ぶどうの果実味が活かされたフレッシュなシャンパーニュとなっています。透明感があり、ナチュラルな洗練された味わいがもたらされます。
②Robert Moncuit Les Grands Blancs Extra Brut Grand Cru
ロベール・モンキュイ・レ・グラン・ブラン・エクストラ・ブリュット・グラン・クリュ
生産地:フランス>シャンパーニュ>コート・デ・ブラン
生産者:ロベール・モンキュイ
ぶどう品種:シャルドネ
ロベール・モンキュイはブラン・ド・ブランの聖地、ル・メニル・シュール・オジェ村に本拠地を置く、1889年設立のドメーヌです。
長年、収穫したぶどうをビルカール・サルモンとルイ・ロデレールに卸していた事からも品質の高さを窺い知る事が出来、現在は増え続ける需要により100%元詰めとなっています。
ドメーヌの特記すべき点は、所有畑全てがメニル内にある唯一のRM(レコルタン・マニュピュラン)であり、造られるキュヴェ全てがメニル産です。メニルらしさであるデリケートさ、フィネス、ミネラルを最大に表す為に全ての工程をステンレスタンクで行い、醸造施設は清潔そのものです。
グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の果実香に、蜜のニュアンスと豊かなミネラル感が混ざります。
爽やかな果実味と共に溌剌とした酸が力強く広がり、アーモンドを思わせるコクによってしなやかさを帯びています。
③Christophe Mignon ADN de Meunier Extra Brut
クリストフ・ミニョン・ADN・ド・ムニエ・エクストラ・ブリュット
生産地:フランス>シャンパーニュ>ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
生産者:クリストフ・ミニョン
ぶどう品種:ピノ・ムニエ
クリストフ・ミニョンは、マルヌ渓谷の中央部南側フェスタニーの地に6haの自社ぶどう園を所有するRM生産者です。畑の4/5は最高の栽培条件の南西向き斜面に位置します。
ビオ・ディナミ(有機自然栽培)を実践することにより、ピュアなテロワールの味わいを表現し、数多く存在する生産者の中では珍しく、ピノ・ムニエを主体とするシャンパーニュを生産しています。
ADN・ドゥ・ムニエ・エクストラ・ブリュットは、ムニエへの思いを込めて名づけられ、ムニエのDNAを意味します。(フランス語では文法によりADN)
ビオ・ディナミの樹齢45年のピノ・ムニエを使用し、本来の味わいを引き出すためにマロラクティック発酵は行いません。
リザーヴワインのブレンド比率は50%と非常に高くなっており、ぶどうの甘みが十分なため、ドサージュは3g/Lと少量に留めています。
果実香とアーモンドを思わせる素晴らしい香りが混ざりあうようで、味わい豊かで複雑味があり、繊細さも感じさせ綺麗な余韻を残します。
④Piper Heidsieck Brut Vintage 2012
パイパー・エドシック・ブリュット・ヴィンテージ
生産地:フランス>シャンパーニュ
生産者:パイパー・エドシック
ぶどう品種:ピノ・ノワール52%、シャルドネ48%
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業した、歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。フローレンス=ルイは「王妃にふさわしいシャンパーニュを」という強い思いをもっていました。
この言葉どおりに洗練を極めたエドシックのシャンパーニュは宮廷で人気を博すようになり、当時のフランス王妃マリー・アントワネットへ献上されました。
また、マリリン・モンローもこよなく愛したシャンパーニュであり、彼女はパイパー・エドシックを「毎朝欠かさない私の目覚めの1杯よ」という言葉を残しています。さらにカンヌ国際映画祭やアカデミー賞にも公式採用されるなど、確固とした地位を築きあげています。
2012年は収穫量が少なかったことがぶどうの成熟度を高め、凝縮感の高いアロマに仕上がりました。エレガントなシャルドネ、力強いピノ・ノワールのアッサンブラージュにより完璧な調和をワインにもたらしています。
きめ細やかで上品な泡が立ち、フレッシュな柑橘系のアロマに加え、ザクロやアーモンドなどの香りが楽しめ、蜜の様な果実味と綺麗な酸がもたらされ、心地よい余韻が口中に広がります。
⑤Bourgogne Pinot Noir Robert Sirugue 2014
ブルゴーニュ ピノ・ノワール・ロベール・シリュグ
生産地:フランス>ブルゴーニュ
生産者:ロベール・シリュグ
ぶどう品種:ピノ・ノワール
1960年創業のロベール・シリュグは、ヴォーヌ・ロマネ村に本拠を構える非常に小規模な生産者です。顧客は個人客が主体で、一般マーケットでの流通量は極僅かとされています。
働くスタッフは女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れており、化学薬品を使用しない害虫対策など、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。
数年前からDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が使用しているものと同じ選別機械を導入し、品質は飛躍的に向上しました。
その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。
シリュグのブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、ヴォーヌ・ロマネ村内のACブルゴーニュ区画、フラジェ・エシェゾー村内のACブルゴーニュ区画などのピノ・ノワールがブレンドされています。
赤いベリーやスミレ等の香りが漂い、チャーミングな果実味と熟した柔らかいタンニンの調和が見られ、華やかでエレガントな印象が余韻まで持続します。
⑥Domaine Lecheneaut Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge 2018
ドメーヌ・レシュノー・ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイ・ルージュ
生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ
生産者:ドメーヌ・レシュノー
ぶどう品種:ピノ・ノワール
フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営するこのドメーヌは、1986年創業の若さながら瞬く間に高評価を得て成長した生産者であり、DRCやルロワと並びパーカーから5つ星を与えられた名生産者のうちの一つです。
今はなきモランというネゴシアンで働いていた父フェルナンが二人に残した畑はわずか3haでしたが、その後畑を10ha(18アペラシオン)の規模にまで拡大させました。
ニュイ・サン・ジョルジュを拠点とするドメーヌですが、マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュなど、さまざまな村に畑を所有しています。
ラズベリー、赤スグリなどのようなアロマが広がり、ミネラル感に富み、フレッシュな酸がいきいきと感じられます。
持ち合わせる豊かな果実味と穏やかなタンニンはレシュノーのワインの特徴であり、早くからも楽しむことが出来ますが、熟成にも向いた素晴らしい造りとなっています。