『裸体』

スニーカーの裏側に
貝が割れる感触がつたわる
雨が鳴りやまない
雨粒を
安物のビニール傘がはじく

どうしようもない
起き上がれない
ざわざわする 
胸を抱えて
砂浜を歩く
足がとられて
バラバラになる
足や手や頭は別々の人間になって
わたしを放り出す