『ねこの庭』
たくさんのねこが眠るその庭は
森の奥深くにある
二丁目の角を曲がった
その先にある
ふかふかの落ち葉を暖かなお布団にして
彼らは眠る
硬直した体を
柔らかな灰色にしてさ
星が降る夜も
暗闇が遠い日も
木々がうわさしていた
この森の行方を
朽ちていくことを恐れて
やがて逃げ出した
たくさんのねこが眠るその庭は
二丁目の角を曲がった
その先で
今日も静かに時を過ごす
彼らはもう
骨だけになってしまって
風を受け止めきれず
風は吹き過ぎる
眼球のあとを
鋭いこころのあとを
追いかけて
悲しさも
切なさも
忘れてしまった
ビルの谷間に吹く風と
同じ重さをしているのに
全く違うものであるかのように
感じるのはなぜだろう
置き去りにした思い出が
宿っているからなの
でももう行かなくちゃ
いけないよ
前に進まなきゃ
いけないよ
さようなら
見送られて
離れていく
ずっと遠くに
離れていく
森の奥深くにある
二丁目の角を曲がった
その先にある
ふかふかの落ち葉を暖かなお布団にして
彼らは眠る
硬直した体を
柔らかな灰色にしてさ
星が降る夜も
暗闇が遠い日も
木々がうわさしていた
この森の行方を
朽ちていくことを恐れて
やがて逃げ出した
たくさんのねこが眠るその庭は
二丁目の角を曲がった
その先で
今日も静かに時を過ごす
彼らはもう
骨だけになってしまって
風を受け止めきれず
風は吹き過ぎる
眼球のあとを
鋭いこころのあとを
追いかけて
悲しさも
切なさも
忘れてしまった
ビルの谷間に吹く風と
同じ重さをしているのに
全く違うものであるかのように
感じるのはなぜだろう
置き去りにした思い出が
宿っているからなの
でももう行かなくちゃ
いけないよ
前に進まなきゃ
いけないよ
さようなら
見送られて
離れていく
ずっと遠くに
離れていく