「生」の読み方 | 凡三郎の日々

凡三郎の日々

「不惑」から「知命」へ…。さ迷いっぱなしの日々を過ごしてきて、天命を知ることができるんでしょうか?そもそも私に天命なんてものはあるのでしょうか?日々行き当たりばったりです。

昨日の水分補給。



「生」コーラのBIGサイズです。

ここ数日、某牛丼チェーンの元役員サンのおかげで…。
すっかり死語だと思っていた「生娘」という単語を久しぶりに聞きました。
「生」ビールとか「生」足とか、「生」の字に触れることは多いのですが…。
これ、ご存知ですか?


「生」の読み方、何通り知っていますか(同志社女子大学HP)

一つの漢字には、複数の読み方があります。それは漢字に音読みと訓読みの二つがあるからです。もちろんそれだけではありません。音読みにはさらに漢音・呉音・唐音など複数の読みもあります。また訓読みにもいくつかの読みがあります。さらに漢字が二つ組み合わされて熟語になることで、どうしてそう読むのか説明できないものも生じてきます。これが日本語の難しいところ(面白いところ)でもあります。

中でも「生」という漢字には、易しい漢字なのに、数え切れないほど多くの読みがあります。もし漢字の中で一番読みが多いものは何かと尋ねられたら、私は躊躇なく「生」をあげます。では、あなたは「生」の読みをいくつあげられますか。ここで一度見るのをやめて、思いつくだけ書き出してみてください。じっくり考えれば、十通りくらいの読みはすぐに思いつくはずです。

いかがでしたか。では答え合わせをしてみましょう。まずは簡単な音読みからです。普通に「せい」(学生・生活)・「しょう」(一生・生涯)は出ますよね。それが濁音になって「ぜい」(平生)・「じょう」(誕生・往生)になったものも、ここでは違う読みとして勘定してかまいません。これで四つになりました。

次に訓読みですが、こちらの方がどうやら多そうです。動詞の活用としては「いかす」(生かす)・「いき」(生残り)・「いく」(生田)・「いけ」(生簀・生花)があげられます。それに「うまれる」(生まれる)・「うむ」(生む)、「おい」(生い立ち・相生)も加えておきましょう。それから「はやす」(生やす)・「はゆ」(生ゆ)・「はえ」(毛生え薬)も思いつきますよね。これで四種類(小さくは十種類)ですから、合わせて八つにはなります。なお「生かす」は「活かす」、「生む」は「産む」とも書きます。

これだけではありません。生活の中で使っている読みとして、「うぶ」(生方・生毛)・「き」(生蕎麦・生糸・生地)・「け」(皆生)・「せ」(早生)・「なま」(生意気・生傷)もあげられます。この「なま」というのは未熟という意味です(生半可・生兵法)。さらに「なす」(生す・生さぬ仲)・「むす」(苔生す)もありますし、「なり」(生業・鈴生り)・「ぬく」(生見)などもあります。古語では「あれ」(御生れ祭)もあげられます。これでさらに十種類が増えました。

まだありますよ。「芝生」(しばふ)・「壬生」(みぶ)などは序の口です。「ぶ」は「蕨生」(わらび)にも変化しています。「生飯」(さば・さんばん)となるとかなり難読ですよね。似た読みに「福生」(ふっさ)もあげられます。これでまた五つ増えました。

だんだん読みが微妙になってきます。「麻生」(あそう)・「羽生」(はにゅう・はぶ)はいいとして、「生粋」(きっすい)・「弥生」(やよい)・「桐生」(きりゅう)・「芹生」(せりょう)・「宿生木」(やどりぎ)などは二つの漢字が連動していて、どこで切れる(分ける)のかもはっきりしません。でもこれで五つ増えます。

さらに名前の読みとなると実に豊富で、「あり」・「おき」・「すすむ」・「たか」・「のり」・「ふゆ」などと読ませています。塩野七生は「ななみ」でしたね。男性では「お」(幹生)・「き」(雄生)も少なくありません。また「何生」と書いて「なにがし」と読ませることもあります。これだけで九通りになります。

これが熟語になった途端、とんでもない読み方が浮上します。「生憎」(あいにく)はいかがでしょうか。古典では「生絹」(すずし)も出てきます。「生薑」(はじかみ)はまだしも、「生命」(いのち)・「晩生」(おくて)・「生計」(くらし・たつき)となったら、もうお手上げですよね。この七つは読みというより当て字みたいなものです。

いかがでしたか。「生」の読みが異常に多いこと、おわかりいただけたでしょうか(少なくとも四十六通り以上あげました)。ではその反対語の「死」の読みはどうでしょうか。奇妙なことに、「死」は「し」以外の読みが見当たりません。音が「し」で訓が「しぬ」です(「生死」は「しょうじ」)。もちろん不吉なので名前に使われることもありません。反対語でこうも違っているのです。他に読み方がたくさんある漢字を探してみてください。


日本語って難しいですね。



月光
(歌:岩崎宏美 作詞:松井五郎 作曲:久保田利伸)

その昔 一人寝に いけない夢を みた頃
月光 ひとしずく 胸さわぎ 止められない

三日月は あぶなげな 生娘の 夜のしるし
謎ときの 接吻で 恋を知る 乙女心

誰かに 傷ついてみるたび
愛が わかりかけてくるから

抱いてほしい Moonlight 女でよかったと
抱いてほしい Moonlight どんな自分か 教えて

死ぬほどに 逢いたいと
かどわかす 風になれば
まなざしに ゆびさきに
月光 満ちるままに Tonight

満月は 爪をぬる
黒猫の 生まれかわり
柔肌が 正直に
波を打つ 粋な娼婦

誰かが さみしがらせるたび
愛の言葉 そっとおぼえた

抱いてほしい Moonlight 心のおくまで
抱いてほしい Moonlight 好みのしぐさ 教えて

もう一度 生まれても
美しく 女がいい
やさしさを かなでたい
月光 満ちるままに

死ぬほどに 逢いたいと
かどわかす 風になれば
まなざしに ゆびさきに
月光 満ちるままに Tonight

cinema 岩崎宏美

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昨日のランチはBKRのこちらへ。



頼んだのはやっぱりⒷランチ。



レバニラ炒めではなくハツニラ炒め、です。
ハツの炒め物の定食って初めて食べたかも。
でも…、ニラ炒めというよりもやし炒めというネーミングの方がお似合い…。



真常連の某氏と偶然遭遇したせいもあり、常連の証しをゲットでした。

夕食時に某牛丼チェーンの前を通ったら…。



PRイベントは中止になったと聞いてましたが、発売は始まってました。



親子丼好きの私ですので、近日中に実食しに行こうと思います。
オマケです。



とばっちりのニコルん嬢、「生」尻と「生」足が愛らしいですね。


【電子書籍限定カット大増量付き!】 藤田ニコル写真集 好きになるよ? Kindle版

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