3月のワインのクラス
平日のクラスは「土着の白品種と軽めの赤を」というリクエストをいただいて、
このラインナップに。一部、変化球も織り交ぜて、白ワイン4本のブラインド
テイスティングからスタート。
1.Old Vines Palomino 2020年/ Kruger Family Wines
◇品種:パロミノ 100% ◆産地:南アフリカ・ステレンボッシュ ピケニエルスクルーフ山の標高
◇醸造:熟成: 100%全房発酵、ステンレスタンクで一晩寝かせた後、コンクリートタンクとフレンチ
オーク古樽で28日間、野生酵母による自然発酵。ほぼ人的介入なしでシュールリーで5カ月間熟成。
2. COZs de Cozinheiros vp Vital 2017年/ Quinta da Serradinha
コズ デ コズィンエイルシュ ヴェー ペー ヴィタル/キンタ ダ セッラディーニャ
◇品種:ヴィタル100% ◆産地:ポルトガル・リシュボア
◇発酵・熟成:大西洋沿岸、高地で栽培されることの多い、ヴィタル種は高収量、高い酸が特徴。
マセレーションを数日しているが果皮の色素の薄い品種。無濾過、シュールリー。
3. Cuvee YAMADA Pecorino DOC 2021年/Zaccagnini
◇品種:ペコリーノ100% ◆産地:イタリア・アブルッツォ 畑は標高200mの山の間にある
◇発酵・熟成:ソフトプレスで果汁抽出し、低温管理のステンレスタンクで発酵、熟成。
4.Blanc de Noirs 2019年 /Armand Heitz
◇品種:ピノ・ノワール100% ◆産地:フランス・ブルゴーニュ地方 コトー・ブルギニオン
◇発酵・熟成:醸造:自社畑。ブリニー・レ・ボーヌのブドウを使用。
手摘みで収穫後すぐに圧搾し、白ワインと同じ工程で醸造。
5.Blanc de Noir Barrel Fermented Takeda Winery 2020年/ タケダワイナリー
◇品種:山形県産マスカット・ベリーA 100% ◆産地:山形県・上山市
◇発酵・熟成:ゆるく絞った黒葡萄を樽で発酵。補糖は少量、MLFなし。
熟成は(228L・500L)フレンチオークにて6ヶ月(発酵期間を含む)
6.Spumante Brut (ARIONE)2018年/ Daniele Piccinin
◇品種:ドゥレッラ100% ◆産地:イタリア・ヴェネト
◇発酵・熟成:ステンレスタンクで半年間の醗酵&熟成。同年のドゥレッラの一部を陰干しし、
干しブドウのモストをタンクで熟成させていたワインにブレンドし瓶詰め。
2年間シュールリーの状態として瓶内2次醗酵を促す。
この日人気が高かったのは、3.のペコリーノ。レモンコンフィーのような甘い柑橘の香りに
フレッシュフルーティーな口当たりでバランスよくスッキリとした味わいでした。
個人的には、1.のヴィダルが豊かな酸とともに果実の凝縮感、旨味をしっかり感じられ
ちょっと複雑なニュアンスも、好きでした。
5.は軽めの赤ワイン…のリクエストに変化球で応えようと思い…(笑)
皆さんには、国と品種をブラインドで考えていただきました。このワイン、素直に
美味しいんです。マスカットベーリーAも、色々な造りがあるってこと、どんどん
美味しい日本ワインが増えているということを、感じていただけたかな…。
月末に開催している週末のクラスは、「日本のシャルドネ」をテーマに。
1.TOMOÉシャルドネクリスプ 2021年 / 広島三次ワイナリー
◇醸造:収穫の段階で選別されたブドウを用いており、発酵の際にはブドウの状態に合わせた酵母を
使用。ステンレス発酵
広島県東部に位置する三次市の東酒屋、上井田、畠敷の3地区に、自社農園と契約農家を所有するワイナリー。
2. ZÉPHYR CHARDONNAY 2020年/Belly Beads Winery
◇産地:長野県塩尻市 ベリービーズワイナリーは動き出したばかりの若いワイナリー。
農園のある床尾地区は標高780mの傾斜面、松本平最南端に位置し、北流する奈良井川の扇状地上に立地。
3.シャトールミエール 白 2019年 /CHATEAU Lumière
◆品種:シャルドネ60%、セミヨン16%、プチ・マンサン13% ◇産地:山梨県笛吹市一宮町
◇醸造:欧州系白ワイン用品種を厳選して醸造し、オーク樽にて10ヶ月熟成。
1885年創業。『本物のワインを造るには本物のブドウを育てること』の教えを忠実に守り、自然の力を生かした
ブドウ栽培、ヨーロッパ品種の導入など、品質にこだわり、世界に通じるワイン造りを続ける。
自社農園では、雑草を生かした「草生栽培」、人工的に耕さない「不耕起栽培」を実施。
4.Domaine Raison 中富良野シャルドネ 2020年/Domaine Raison
◇産地:北海道中富良野町
◇醸造:シャルドネ本来のアロマに複雑味をもたらすため、フレンチオー クの新樽で 1 カ月の樽発酵。
またスキンコンタクトすることで、味の深み、コク、香り の複雑さをワインに持たせた。
北海道富良野エリア(中富良野・富良野)に40haの自社圃場をもつ。
農園ではヤギを飼育し、人間と自然が共存できる環境での「サスティナブル」なワイン造りを目指す。
5.信州コンコード Sparkling 2022年/株式会社アルプス
◇産地:長野県塩尻市 1927年(昭和2年)ワイン醸造免許を取得、アルプス葡萄酒醸造所として創業。
ワインは、1.~4.をブラインドでテイスティング。
右から2本目は、ご参加メンバーからの差し入れで山形の高畠ワイナリーのシャルドネ。
食事の際に、お出ししました。
4本中の一番人気は、2.のZepyr。豊かな酸がありながら、MLFからくる
杏仁豆腐の香り、仄かにバニラ香も…。全体的にはフラットな味わいながら
後から旨味が湧いてくる、飲み応えを感じるワイン。
1.のTOMOEは、溌剌とした酸に、鉱物的なミネラルとフルーティーさを感じる
3.のドメーヌ・レゾンは凝縮感たっぷりで余韻は旨味…でも、飲み頃を考える感じ。
4.のルミエールは他の品種がブレンドされているからの、味わいの複雑さ
少し熟成のニュアンスに加え、ナチュラルワイン的要素も感じられる。
日本でも、本当においしいシャルドネが、各地で造られていることを実感する
飲み比べになりました。やはり、日本ワインも目が離せません!!
料理は、テーマ(お出しするワイン)に合わせて内容を変えています。
3月にお出しした料理…。
真鯛と春野菜のサラダ 柑橘ジュレのソース、ホタルイカと青海苔のリゾット
サーモンのポワレ豚ヒレ肉のチーズロール、八朔のケーキ、苺のトライフル
ワインは、知れば知るほど…、で本当に興味が尽きませんね。これからも
面白い体験、発見をしていただけるよう、企画していきたいと思います。
今月もご参加いただた皆様、ありがとうございました!