海のワインと三河の垂下浅利 | bon repas 日記

bon repas 日記

料理好き、ワイン好きが高じて「料理研究家」の道へすすんだ私。



そんな私の日々の「bon repas(ボン・ルパ)=おいしくて楽しい食事」を綴ります。

3月末の日曜日はワインのクラスを開催しました。
三河の美味しい浅利を入手できることになったので、ワインのテーマは浅利に合わせて
「海のワイン」。4か国からチョイスしてみました。
ワインリスト

1.Tempus Vivendi 2019Alberto Nanclares

  産地:スペイン/ガリシア/リアス・バイシャス  品種:アルバリーニョ 100%

2.Ciro Bianco 2019Scala 

  産地:イタリア/カラブリア/クロトーネ  品種:グレコ100%

3.Robola de Cephalonie Vino di Sasso 2019Domaine Sclavos         

  産地:ギリシャ/ケファロニア島  品種:ロボラ100%

4.Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Le Fief du Breil 2015Domaine Landron        

  産地:フランス/ロワール/ミュスカデセーヴル エ メーヌ  品種:ミュスカデ100%

5.Aglianico Campania Passo del Lupo 2017Benito Ferrara

  産地:イタリア/カンパーニャ 品種:アリアニコ100% 

 

教室では、1.~4.の白ワインをブラインドテイスティングするところから、スタート。

1.のアルバリーニョはフレッシュなレモン果汁のように酸が豊かでスッキリとした味わい。

2.のグレコは、全体的に穏やかな香りと味わいで、余韻に苦味と塩味のミネラル感。

3.のロボラ…私自身も初めて飲む品種でした。ナチュラルな造りを感じるとともに

熟した花梨や洋ナシの香りから果実の凝縮感を思わせるジューシーな蜂蜜レモンの

ような味わい。参加者の皆さんの評価も高かったです。

4.のミュスカデはやや還元的ではありながら、じんわりと余韻で旨味を感じるワイン。

一方、料理との組み合わせでは、アルバリーニョとグレコがよかったようです。

 

赤ワインのアリアニコは、カンパーニャ州と言えば「ボンゴレ・ロッソ」、のイメージから

トマトと浅利を使った肉料理に合わせてみたいと思って選び、そこそこよかったのでは…。(笑)

 

ワインに合わせてお出しした料理は
浅利と春野菜のサラダ、レガッタサルサヴェルデ(鱈と浅利 ニンニク&パセリのソース仕立て)、
豚肩ロースと浅利のトマト煮、八朔のベイクドチーズケーキ
 
浅利は、三河湾の養分の多いところに籠を吊るして天然アサリを養殖してから出荷するという
「水垂浅利」。ぷっくりとした殻の中には、身がぎっしりと詰まっていて、とても美味しい!
しかも、砂出しが必要ないという嬉しい浅利なのです。
こういう浅利が、普段から食べられるといいのですけどね…。
 
3月は、リクエストいただき「基本品種」を飲み比べるクラスも開催しました。

ワインリスト

1.Le Blanc de la Mariee 2020年/ Domaine de la Garreliere

    産地:ロワール地方 AOCトゥーレーヌ  品種:ソーヴィニィヨン・ブラン100%

2.Riesling Les Fossiles 2018年/ Domaine Mittnacht Freres Vino

    産地:アルザス地方 AOCアルザス    品種:リースリング100% 

3.Rully Blanc 2019年/ Maison Joseph Drouhin 

    産地:ブルゴーニュ地方 コート・シャロネーズ AOCリュリー  品種:シャルドネ100%

4.Rully Rouge 2019年 / Maison Joseph Drouhin

    産地:ブルゴーニュ地方 コート・シャロネーズ AOCリュリー 品種:ピノ・ノワール100%

5. Saint Estephe de Calon Segur 2017年/ Chareau Calon Segur

    産地:ボルドー地方 メドック地区 AOCサンテステフ

    品種:(作付け比率)カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー35%、カベルネ・フラン2%、プティ・ヴェルド 

6. Chateau Les Trois Croix 2016年

    産地:ボルドー地方 AOCフロンサック  品種:メルロ 89%、カベルネ・フラン 11% 

 

今回はフランスワインに限定して、産地と品種をリンクさせながら、品種の特徴とテイスティング

の際に見分けるポイントを丁寧に説明しながら、ブラインドテイスティングしていただくという

方法を取りました。

テイスティング…ってどれだけしても、奥が深いと私自身も常々実感しています。

でも、ワインとしっかり向き合って飲む楽しさを知ると、ワインがますます好きになる上に、

どんな楽しみ方、例えば、合わせる料理とかを考えると、ワインの楽しみ方も広がると

思います。…だから、ワインはやめられない!(笑)

 

ワインのクラスも、料理教室も、ご要望に応じて、内容をアレンジして開催しています。

ご興味ある方は、是非お気軽にお問合せくださいね。