今年も杉並交通さんのツバメ夫婦は春に一番子4羽を育て上げ、夏には二番子3兄弟を育てて7月30日朝6時前から飛行訓練を開始しました。
7月29日、飛行訓練開始前日の三兄弟。
三兄弟は親に導かれて杉並交通の建物の屋上に上がってそこで給餌を受けたりその辺を飛び回ったりしていたようです。
ヒナの騒ぐ声が屋上の方から聞こえたり建物の縁から尻尾だけ見えたりするのがもどかしかったです。
下記は7月27日に近くで見つけた他のツバメ親子(4兄弟と思われる)の上空飛行訓練の様子です。
親が笛を吹くように「ピピー!ピピー!」と号令を掛けながら上空を大きく8の字を描くように飛んで、巣立ちヒナたちが一生懸命付いて行く様子です。
この光景に出会えるのが楽しみで、最近は朝の涼しい時間帯に上空を見ながら散歩するのが日課になっています。
三兄弟は夕方薄暗くなると、杉並交通の駐車場に戻っていました。(7月30日夜7時頃)
駐車場には去年以前に夫婦が天井の梁に造った巣と、杉並交通さんが用意した人口巣(左手前の隅っこ)があります。
三兄弟はこの人口巣の上で育てられましたが、初めて飛行練習をして帰って来た晩は両親が梁に造った巣のほうにかたまっていました。親のほうは人口巣の上にいました。
孵化してたった3週間で親が指示した通りに従えるヒナたち!
下に駐車してある車のボンネットにはいつもフン避けの新聞紙やシートが掛けられていました。
7月31日お昼頃、ツバメも猛暑下での直射日光は厳しいのか、日の当たらない場所を休憩所にしていました。
ここには巣立ちヒナ3羽と成鳥4羽が居ました。
他の成鳥2羽が合流してたのか、一番子四兄弟のうちの2羽が居たのかは不明です。
ツバメはこの辺を中心に半径百メートルほどの範囲を飛び回ってエサを獲っているのですが、たくさんある建物のうちのこの物陰に仲間がいることをお互いにちゃんと把握しているようでした。