スローウォーキング「猫じゃらしの夏」 | メトロガイド「いい店見つけた」椎名勲の凡夫荘便り

散歩の途中、近所の猫じゃらしの原っぱを見に行った。

先日は、穂は薄緑色で、緑色の原っぱだった。


それから1か月経った今日は、穂が実り、クリーム色に変化し、輝いていた。
猫じゃらしは、確かイネ科の植物だ。
田んぼの秋が、黄金色に輝くように、太陽を浴びて、猫じゃらしの原っぱが輝いていた。
ああ、暑いね。
1か月前と現在の、色の変化にお気づきでしょうか。

万物流転。
この世にあるすべてのものは、絶え間なく変化して、とどまることがない。by ヘラクレイトス
・・・今日の「私」は、明日も同じ「私」であろうか?
私は、猫じゃらしの原っぱの端に、しばらく立ち尽くしていた。
中年婦人が、私を見ながら、通り過ぎた。
買い物帰りであろうか、買い物かごを提げていた。
買い物かごから、野菜が覗いていた。

私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。