スローウォーキング「美しき陶磁器たち」  | メトロガイド「いい店見つけた」椎名勲の凡夫荘便り

世界三大陶磁器は、一般的に、

マイセン(ドイツの名陶。食器以外にも磁器製人形の美しさを見よ!)

ロイヤルコペンハーゲン(王立デンマーク磁器製作所)

ビレロイ&ボッホ(ドイツの技術力とフランスのセンスが融合したドイツ食器ブランド)

と云われるが、


通(つう)が好むのは、

ウエッジウッド(イギリス)

ヘレンド(ハンガリー)

アウガルテン(オーストリア)

と云われる。


ウエッジウッド/ 「イギリス陶工の父」と称されたジョサイア・ウエッジウッドにより創設された。高い品質と技術、芸術性とで世界中の王族貴族に愛される一方、広く一般家庭の食卓を彩ってきた。


ヘレンド/ ハンガリーの西端、オーストリアとの国境近くに、1826年創設。当時のハンガリーは、ハプスブルク家の統治下にあり、繊細な手描き技法で作られる美麗な磁器は、フランツ・ヨゼフ皇帝やエリザベート妃をはじめ、多くの王侯貴族に愛された。


アウガルテン/ 1718年、ハプスブルク王朝のウイーンで創設された「ウイーン磁器工房アウガルテン」。アウガルテンの白磁は、繊細かつ優雅なフォルム、しっとりと手に馴染む艷やかな生地、細部まで精巧を極めた細工が特徴である。


ワイフいわく「うちにも、1つくらい、ブランドのコーヒーカップが、あったかしら?」

ウウム、皮肉を言うナア。

うちには、ブランドものがないと、わかっているのに。

ワイフが重ねて「あなたは、知識ばっかりあるけれど、うちには、ブランド物も、お金も、ない、ものネ!」

bonpusou「・・・・・」

ウウム、bonpusouには、返す言葉が、ない。

ぬるま湯ビンボーは、悲し。


私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。
(ヘレンドのティー&コーヒー碗皿)