先週は、緊迫の1週間でした。

 

週のはじめ、主人が脳神経系の疾患を疑いたくなるような症状を強く訴えました。これまで同様の不調を訴えることはあっても、軽くてすぐ終わるものだったのですが、今回は早朝から強い訴えがあり、継続していました。すぐ病院に連れて行きたかったのですが、普段パーキンソン病で診断を受けている病院の脳神経内科では、担当の医師に診療してもらえる曜日が限られています。

 

救急を呼ぶべきか迷ったのですが、本人に制止され、結局、普段の先生に診てもらえる曜日を待つこと2日。この週の後半から、外での仕事が増える予定だったのですが、届を出して在宅仕事に切り替えてもらうことに。

 

病院に連れていく時は、そこまで調子が悪くなかったのですが、一番調子が悪かった時の動画を撮ってそれも見ていただきました。

 

その結果........

 

「心因性」と断定的に言われました。検査もしなくて大丈夫、とのことでした。

パーキンソン病に加え、鬱を併発しており、抗うつ剤を飲むためにパーキンソン病の薬を一部変えていたので、その影響も疑っていましたが、それが関係あるとは思えないとのこと。

 

検査もしていなかったので、診察を受けたその場では多少不安も残ったのですが、よくよく考えると、「心因性」と言われてみれば、思い当たる節もないわけではありません。騒ぎになった日は、素人判断でその日に動かすのもためらうような不調の訴え方で、動かすとすれば救急を呼んだ方がいいのかも、と思うような状況だったのですが、救急を呼ぼうとすると、意識ははっきりしていてこちらを制止したり、2日後、病院に行く当日はけっこう落ち着いて準備をし、それなりに身体も動いていたり。

 

何はともあれ、大事に至らず良かったです。そして、これまで、主人が訴える症状について、可能性が複数あって特定できない不安もあったのですが、神経内科の専門医に「心因性」と言われたことで、何を優先すべきかがはっきりしたように思います。

 

そんなこんなで、今週は普通に仕事で出かけることができました。本人も先週と比べると落ち着いているので、何とかこの後、回復の兆しが見えてきて欲しいと思っています。

 

さて、本題の語学の話題ですが、フランス語、ロシア語については、NHKのラジオ講座に関する話題を書いていましたが、英語についてはまだ書いていなかったので、少しふれておこうかと思います。

 

英語は、昨年度に続き「ニュースで学ぶ現代英語」を聴いています。

ただ、昨年度とは構成が少し変わりました(以前の記事にその点は書いています → こちら

 

月・火は伊藤サム先生の解説で、これまでとほぼ同じような内容です。

伊藤サム先生が英文について解説し、さらに反訳トレーニング(ニュースの中の一文を取り上げ、日本語から英語に戻すトレーニング)と、その日のお持ち帰りポイントの解説という構成。ニュース本文の音読は、これまでのトム・ケインさんからクリスティ・ウェストさんへ。

 

水・木・金は、トラウデン直美さんがMCで、英語の先生というよりも、ニュースや研究の現場で活躍している専門家による解説があります。そしてニュース本文の音読はこれまで同様のトム・ケインさん。

 

特に、水・木・金の構成が、今までと比べてかなり変わった印象がありました。

特に、ニュース本文を訳すあたり、トム・ケインさんが一文をまとめて音読した後、もう一度、同じ文章を、小刻みに区切りつつ、解説の方が区切った単位ごとに日本語訳をしていきます。訳の時の解説もところどころで挿入されるのですが、これまでの番組の時ほど詳しくはなく、単に日本語訳を読み上げているような箇所が多いです。

 

一通り内容を確認したら、解説の方のコメントがあって、ニュースの内容に関して背景の解説や、その日のニュースのテーマと関連した英語表現の紹介があり、またトム・ケインさんの方からも、ニュース本文の中の表現の中で、注目ポイントについて取り上げ、英語でコメントするコーナーがあります。

 

最初、少しこの構成に馴染めなくて、特に、ニュース本文の英語の訳の解説があっさりしたことで何となく拍子抜けしてしまったような印象がありました。昨年度までの内容でも、ニュースの背景についての解説が簡単になされることもあったし、英語の番組なので、ニュース内容に関する解説は昨年度程度でも良かったし、英語の解説が詳しい方がいいかも、と感じました。でも続けて聞いているうちに、英語ニュースを題材とした教養番組を聴いているかのような、別の味わいが感じられるようになりました。トム・ケインさんのコメントで興味深く聞ける内容も多く、これはこれで以前とは別の良さがあるかも、と思えるようになりました。

 

たとえば、4月12日放送の

「日本漫画 外国語海賊版サイトの被害深刻」

MANGA INDUSTRY CALLS FOR ACTION TO TACKLE OVERSEAS PIRACY

の時の、トム・ケインさんのコメントで、"manga"と"comic"のニュアンスの違いに関する内容がありました。

 

You might see “manga” translated as “comics,” but there are some differences between the two. In the U.S., at least, “comics” tend to be printed in color, come in magazine-type formats and feature a lot of dialogue and fast pacing. In that sense, “manga” and “comics” are very different things.

「マンガ」は「コミック」と訳されることがあるが 両者には幾分違いがある。少なくともアメリカでは、 「コミック」は
カラーで印刷されることが多く、雑誌のような形式で セリフが多く、テンポが速い。その意味で、「マンガ」と「コミック」は
はまったく異なるものである。

 

私は漫画を読むのが好きなので、以前にオンライン英会話のレッスンの中で、日本の漫画についてどう表現するのか、気になったことがありました。結局"comics"と言及した後で、"manga"とつけ加えるように説明することが多かったように思います。でも、日本の漫画は"manga"で通じるし、かえってその方が、正確に伝わるのかも、と番組を聴いていて思いました。

 

また、4月11日放送の

「アフガニスタン 新学期も女性の通学を制限」

SCHOOL STARTS IN AFGHANISTAN WITHOUT GIRLS

ニュースの中で、女性に対する教育を禁じるという意味で、prohibit と bar の両方の表現が出てくるのですが、これについてもトム・ケインさんがコメントしていました。

 

The basic meaning of “bar” is the same as “prohibit,” but “bar” is a more powerful-sounding word. It comes from the idea of actually putting a bar in front of someone or using a bar to close a gate to stop them from moving forward to do something.

"bar"の基本的な意味は"prohibit"と同じだが、"bar"はより強い響きを持つ言葉である。これは、実際に誰かの前に柵を置いたり、閂を使って門を閉めたりすることで、彼らが何かをしようと前に進むのを止めるという発想から来ている。

 

ホームページの解説では、

prohibit 「禁じる」

bar 「締め出す」

という言葉の強さに合わせた日本語訳も示されています。

 

ニュースの中に出てくる語の使い方について意識することができるので、こういうコーナーがあるのはいいかも、と思いました。

 

少しずつ、リニューアルされた番組にもなじんでいっているようです。

 

その他、hanasoのオンライン英会話では、以前ブログに書いたダーウィン先生(→こちら)は、初回レッスンですごく感触が良かったものの、2回目は、思ったより話がはずまなかったかも....。初回は、先生のプロフィールにいろいろ興味を感じることがあり、私が食いついてこちらからたくさん話しており、2回目は、特に新しい話題がなく、先生に話題を任せた、というのもあったかも知れないです。そんなわけで、新しい先生で、レギュラー先生として定着しそうなのは、日本の鉄道会社みたいなお名前の東日本先生 のみになりそうな感じです。

 

仕事で外に出る機会が増えたことに伴い、お気に入りの古株先生のレッスンを取れる機会も減りそうなので、新しい先生でレギュラーの先生も増やしておきたいなあと思う今日この頃です。また時間がある時に、hanasoの話題も書こうと思います。