オンライン英会話hanasoが好きな人のための交流の場、hanaso部に参加しています。4月11日でサークル機能が廃止されます。今後はhanaso部での交流はブログを通じて実施しますので こちら のブログを参照してください。

 

とうとう大晦日。

 

今年も終わりを迎えます。

 

そしてこの時期、何とかロシア語学習にも一区切りつけられないか...ということで、ロゼッタストーン(ロシア語初中級)と格闘してきました。

 

ロゼッタストーンがどういう教材であるか、こちら の記事で紹介しています。

 

亀のようなペースで進めてきたロゼッタストーン。年末終わりが見えてきたので、何とか区切りをつけられないかと思っていました。たまたま、英語とフランス語は、意図したわけではないけど、年末でこれまで使っていた単語集の学習にキリをつけることができました。これに乗じてロシア語もキリがつけられれば、来年に向けてはずみがつくのでは、ということで、こちらは思いっきり意識して、空き時間をけっこうロゼッタストーンのために費やしました。

 

ロゼッタストーンは、PCやスマホからのアクセスで利用でき、ゲーム感覚で取り組めますが、音声で回答するパートがあるので、外出先でできなかったり、家族がいる場所では進めづらかったりするので、取り組む時間を選びます。

最初は、各レッスンの概観的な内容である、「コア・レッスン」のコンテンツだけでも、全レッスン分終わらせることを目指しました。

 

結果....なんと、コア・レッスンのみならず、一通り全コンテンツを終えることができました!

思いがけず主人が一人で外出する時間があったり、最後の方のレッスンでは、文が長くなっても、思ったより、知らない単語が多くなかったことも手伝いました。

 

この教材、日本語による文法解説や単語や語句の意味解説などがなく、ひたすらロシア語だけで学習が進んでいきます。写真を元に、語句の意味を理解していきます。

 

以下の画像のような感じです。音声で読み上げられて、該当する写真を選んだり、文字だけあって該当する写真を選んだり、パターンがいくつかあります。これは比較的わかりやすい例で、写真で子どもが行っている計算で、語句の意味が理解できますよね。

 

сложить 足す

 

вычесть 引く

 

умножить (на+対格)~倍かける

 

разделить 割る

 

ですね。

 

 

 

 

これはわかりやすい例なのですが、時には最初に語が登場した時にはよく意味がわからないこともあります。

すぐわからなくても、一連の学習内容を追っていくうちにだんだんわかってくることは多かったです。ただ、後半の方は写真だけでは曖昧に思えて意味が取りづらく感じることが多くなりました。さらに過去に学習した語句が次にまた別の文脈で出てくることもあるので、意味が曖昧な語句が多くなると、後半それが積み重なってわかりづらくなることに。

 

そのため、最初の方のレベルでは特に単語を書き留めず、どんどん進めていたのですが、後半になってから、意味を調べた単語は簡単にでも記録を残しておくようになり、それに伴いペースが落ちていきました....汗でも一旦「コア・レッスン」でそのレッスン内で出てくる語句の意味を一通りおさえておくと、その後が進めやすくなります。

 

また、ユニットの中で

 

запретить 禁止する

 

разрешить 許す

 

がセットで出てくるなど、関連語がまとまって出てきて、さらにいろんな観点から繰り返されるので、学習しているうちに語句が記憶にも定着しやすくなります。

 

ただ、文法的には全く説明がありません。「文法」セクションで、正しい変化形の穴埋めなど、文法に焦点を当てる箇所はありますが、日本語での説明は一切なし。そのため、出て来た表現を覚えることはできても、それをそのまま違う場面で応用するのは難しいように思います。私はある程度他でロシア語の文法は勉強しているのですが、それでもそう感じるので、全く初めての人が完全に一から勉強するにはちょっときついかも知れません。

どちらかというと、ある程度の文法は理解しているけど、表現を記憶に定着させたり口に馴染ませる必要がある、という人に向いていると言えるかも知れません。

 

また、私はもともと語学を勉強する時、先に大枠で意味を取れるようになることを重視して、細かく文法を勉強し、文法的に分析した上で理解するのは後から、という順が多かったので、写真から大枠の意味を理解し、正解を選んでいく形式がゲーム感覚で取り組めて楽しかったですが、しっかり文法を理解した上で学習を進めないとすっきりしない、と思うタイプの人にとっては、日本語での解説がなく、一連の例文からの帰納で文法を推測していく方式の教材だけで学習するのはあまり向かないかも知れません。

 

ということで、教材の特徴についてまとめると(あくまでも私見です。他の人が見ると違う感想もあるかも知れません)

 

●教材の長所

ゲーム感覚で楽しくできる

繰り返しで記憶に定着しやすい

初歩のロシア語文法は理解していて表現を記憶に定着させたり口に馴染ませる必要がある場合に有効なのでは

他に日本語での解説がある学習教材と併用すると効果的な学習ツールになるのでは

 

● 教材の短所

文法などの説明が全くないため、この教材単独で全くの初心者が学習するのには向いていないのでは

文法をしっかり押さえてから先に進めたいタイプの人には向かないかも

特にロシア語のように複雑な活用や動詞の使い分けがある場合、文法の説明がなければこれだけでは他の表現に応用するのは難しく感じる

 

という感じです。

私としては、空いている時間で楽しく学習できました。

でも、きっと一つの文に含まれている多くの文法項目について、「何となく意味がわかる」程度で済ませてスルーしている気がします。仮定を表す表現なども多く取り上げられていましたが、コンテンツの文脈の中でああ、これは仮定だな、とわかるとそれで終わっていたりしました。文法的には、ぼんやり知ってはいますがしっかり確認はしていません。

区切りがつけられたので、来年はコンテンツを復習しつつ、一つずつ未習の文法項目を学習していくことにしてもいいかも知れません。

 

今年、ロシア語はラジオ講座を続けたほか、過去の「まいにちロシア語」の内容をまとめたムック本「アンコールまいにちロシア語」から、2009年度後半期の内容をまとめた号の「実践編(今の応用編に相当?)会話力アップの実践編」を学習していきました。こちらは、全48課あるうち、現時点で第29課まで学習を進めています。モスクワに来た日本人大学生のミキと、飛行機で出会ってその後も何かと縁が続ていくロシア人のヴォロージャの会話形式です。

 

 

今のラジオ講座の応用編も、文学作品を取り上げていて興味深いのですが、ロシア語学習の題材としては、日常的な会話で構成されているこちらの教材が、レベル的に合っている気がします。

 

обменять 両替する

 

は第7課で出てきていましたが、ロゼッタストーンでも通貨の両替が主要なテーマになっているレッスンがありました。他の言語の学習でも経験していますが、類似する内容をレベルが近い複数の教材で勉強すると、学習する語句や表現が似ているので、記憶にも定着しやすいのです。

 

ロシア語は亀の歩みですが、ぼちぼちでも理解できる範囲を広げていけるといいなあと思います。

 

 

さて、いろいろあった2022年。

英語、フランス語は、キリがついた単語集のこと、オンラインレッスンのことについてまとめをしていましたが、その他、

 

英語

ラジオ講座では「ニュースで学ぶ現代英語」を毎回聞いていました。

また、ムック本で「杉田敏の現代ビジネス英語」も学習していましたが、こちらは年の後半は、資格試験の勉強などで追いつかなくなり、夏号までで止まっていました。

無理をする必要はないと思うので、これからも時間が取れる時期はテキストを購入して続けていきたいです。

 

フランス語

これまでブログに書く機会がなかったのですが、フランス語も何か気楽にスマホでアクセスできる学習コンテンツがあるといいかなと思っていました。Duolingoをやってらっしゃる方が多いようなのですが、私の場合、読解に重点を置きつつ、リスニングなど他の要素も含む教材があるといいかなということで、Langsterという学習アプリ(→ こちら)を使うようになりました。

 

A1~B2まで、レベル別に簡単な記事が掲載されていて、知らない単語があれば自分の単語集に登録し、繰り返し学習することができます。また記事の内容は音声でも聞けます。無料で使えるコンテンツもあるようですが、金額的にはそれほど大きくなかったので、私は課金して有料コンテンツも使っています。B1, B2あたりを中心にしていますが、内容的に面白いものがあればA1, A2でも確認します。

書籍で持っていた単語集の学習にキリがついたので、今後はこちらも続けていきたいです。

 

こうやってブログに書いていくとけっこう語学学習に時間をかけているように見えるかも知れないのですが、実質的には朝起きがけの少しの時間や、通勤時間などの空いている時間、週末の空き時間を使った隙間学習が多く(年末のロゼッタストーンは例外)、自分の感覚としては、今年は仕事の方に重点があった年だったのではないかなと思います。

 

また家族の病気など、今後の備えについてもいろいろ考えざるを得なくなった年でもありました。

そんな中で、語学は仕事の情報を得るツールでもありますが、個人の趣味・楽しみとしてもぼちぼちでも継続しています。

その中で、各言語で理解できること、伝えられることが少しでも増えることが嬉しいです。

 

ブログを通じて、言語学習者の皆様と交流できることも楽しみです。

今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。