今回のラスト、まるで「3年B組金八先生」第2シリーズの伝説的な名シーン、加藤が警察に連行されるシーンじゃないか!と思いながら見ていました。
オマージュなんですかね。
今回、バックに流れていた曲も良かったですが、私めの頭の中では勝手に中島みゆきの「世情」が流れていました。
普通の高校生活を終えたかった剛(間宮祥太朗)の無念さが伝わり、泣けましたね!
フジテレビ 水曜22時
「ナンバMG5」第9話
主演…間宮祥太朗
脚本…金沢達也
演出…本広克行
そうなんです。今回演出したのは、初回を担当して以降、演出してなかった映画監督の本広克行だったんです。
なるほど、やっぱり違うな~と、ラストへの盛り上げ方の上手さに、見終わってからうならされました。
最終回も担当してくれるんでしょうか?
期待したいですね。
さて、今回はウソがバレて家にいなくなり、居候をした伍代(神尾楓珠)の家で、剛、伍代、大丸(森本慎太郎)が愛犬、松の絵を描き、伍代がヘタクソというシーンで笑えた以外は、シリアスな展開続きの回でした。
美大への進学希望の紙を猛(満島真之介)に見られてしまい、遂に猛や、両親(宇梶剛士、鈴木紗理奈)にウソをつき白百合に通っていたことがバレてしまいます。
期待していた剛に裏切られた思いで、彼らは頑として受け入れてはくれませんでした。
「俺がしたことはそんなに悪いことかな」
「俺だってこんな家に産んでもらって迷惑なんだよ」
ウソをつかずに中3の時に言っても拒まれたでしょうし、こんな家に生まれたくなかったと憤る剛の心からの叫びは痛切でしたね。
そして、バイト先でこらしめた半グレたちが、池袋の壊し屋という男を連れ、白百合に暴れこんできます。
伍代や大丸も加勢しますが、苦戦する剛たち。
島崎は剛に逃げるよう言いますが剛は、
「ここは俺の大事な場所なんだ。引けねぇよ」
しびれましたね。
高倉健の任侠映画の世界じゃないですか。
特服姿の剛はマスクをはずし、島崎や深雪(森川葵)にバレるのもためらわず、再び戦いに行き、通報された警察に連行されました。
今回の間宮祥太朗は、またとびきりカッコ良かったですね。
今回の評価は…9