連ドラについてじっくり語るブログ

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連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

最終回が何だかなあ~な終わり方だったのでもう記事はいいかなとも思ったのですが、ここまで見続けたことは見続けたので一応簡略ながらラスト2回のことを書いておきます。




この手の刑事ドラマで最終回まで書くのは異例なことです。




テレビ東京   金曜21時

「コーチ」第8話(12/5)、最終話(12/12)


主演…唐沢寿明

脚本…三浦駿斗(8)、大石哲也(終)、及川拓郎(8・終)

演出…及川拓郎



このドラマってタイトル通りに向井(唐沢寿明)が欠点のある後輩刑事たちを巧みに教え導きコーチングする4話までは面白かったんですが、




その4人が集結して事件を一緒に捜査し始めたら、かなり面白みが減り、向井の妹が殺された事件の犯人を捕まえたいという向井自身の企みが前面に立ち始めてコーチングどころではなくなり、更にただの刑事ドラマになってしまいました。




唐沢寿明の飄々としながら、時に鋭い指摘が良かっただけにもったいないな~と思います。




7話あたりからは向井の妹が殺された事件と似た手口の殺人が起きて、もしや同一犯ではという流れになり、引っ張った挙げ句に違っていたというオチでした。




向井には途中からわかっていたようですが、向井チルドレンが特定し追跡した今回の事件の犯人古屋(木幡竜)を拉致して、なぜ殺したかその動機を聞きます。




8話、最終話では唯一このシーンが良かったです。

古屋は理由なんかない、衝動だと答え、殺すことがいかに快楽かをふてぶてしく語ります。




この古屋を演じた木幡竜って人は見かけない人なので調べてしまいましたが、中国で活躍している人らしく、唐沢寿明を相手に一歩もひかぬ演技を見せ強い印象を残しました。



怒った向井は古屋の首を絞めましたが、そこに向井チルドレンがやってきます。




首を絞めて殺しそうになっているのに引きはなそうとせず、離れたところから説得し始めたのには失笑しました。




まあ、向井は殺す気はなかったでしょうけどね。




持ち越しになった妹の事件の犯人さがしは続編に持ち越しなんでしょうか。

続編は記事は書かないでしょうね。




8話の評価は…6

最終回の評価は…7






















私めはこのドラマでずっとあん(仲間由紀恵)について引っ掛かっていたところが10話でようやく腑におちました。




もっと早くにわかっていたら見方も変わっていたのにと悔やまれます。




フジテレビ  木曜22時

「小さい頃は神様がいて」第10話(12/11)、最終話(12/18)


主演…北村有起哉

脚本…岡田惠和

演出…相沢秀幸(10)、酒井麻衣(終)




離婚が成立し、のびのびと一人暮らしを

始めたあん。そんなあんを気遣って天使の順(小瀧望)はランチに誘います。




ここでの会話であんの母親が多大な影響を及ぼしていたことがわかります。




母親は世代的なものもあったと思いますが、家事や子育てで自分を殺して生きてきて、それを子どもたちにあなたたちのために自分は犠牲になったと愚痴っていたようで、それがあんにはたまらなくイヤだったようです。




自分が親になったらそんな親には決してなるまいと固く心に誓っていたらしいのです。




なるほど反面教師となった母親の存在は大きかったでしょうね。




更に母親を冷静に見つめてきた順は、何か悩みごとや困ったことがあったら、それが伝わらなくても簡単に諦めてはいけない、何度もSOSを出し続けるようにアドバイスします。



これを聞いて、なるほどそうかと更にあんのことがわかった気がします。




ゆず(近藤華)がたそがれステイツの住人たちからのメッセージ動画を送る時に渉(北村有起哉)が送ったメッセージで、よりそれは際立ちました。



渉は自分が至らなかったことを詫びた上で、なぜもっとこうしてほしいと何度も言わずに諦めてしまったのかと怒りをあえてぶつけました。




確かにもっと言えば鈍感な渉も己の非に気づいたかもしれません。



渉がもし自分が育休をしっかり取って、一緒に育児や家事をしていたらをイメージした映像は切ないものがありましたね。




最終回はめでたしめでたしでした。

あんは渉から近くにいたいと言われ、たそがれステイツの2階に部屋は別で暮らすことになります。



まあ、復縁するより、佐藤あんのままでいいかもしれません。



慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は孫たちと泣きたい時は一緒に泣き合える仲になったし、



奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)はキッチンカーを開店し、順調なようです。




私めはどうも最後まで奈央と志保のハイテンションは苦手でしたが…。




このドラマ、「じゃあ、あんたが作ってみろよ」と似ていて、男がダメを出されどう反省し、変化するかでしたが、こちらは岡田惠和らしくファンタジー性が強かったですね。




10話の評価は…8

最終回の評価は…7











最後は2話連続のエピソードだったのでまとめての記事になります。



2話もかけてしかも最後にやるエピソードだったかはいささか疑問でした。




テレビ朝日  木曜21時

「緊急取調室season5」第8話(12/11)、最終話(12/18)


主演…天海祐希

脚本…井上由美子

演出…常廣丈太




最後のエピソードは警察学校で銃撃の訓練中に宮本(大橋和也)という生徒が、同期の中里(森マリア)を撃ってしまう事件でした。




最後のエピソードはさぞ手ごわい相手を取り調べるんだろうなと期待してましたが、ファンには失礼ながら…「なんだ、大橋和也か~」でした。




笑顔を封印した大橋和也はこれまでになく良い演技をしたと思いますが、長年続いたドラマのファイナルエピソードのゲストとしては荷が重かったです。厳しいようですが。




なので8話は最終話の前ふりでテンポもあまり良くなくて見ごたえはあまりなかったです。




最終話は宮本が殺そうとしたのは中里ではなく、その先にいた教官の滝川(玉山鉄二)であることがわかってきて、



優等生然とした伊丹という生徒が拳銃を練習用に入手しているのを明らかにしようとしたのを阻止したので、それに逆らうための行動だとわかります。



罪を問いただしにくい滝川に認めさせるまでの攻防になり、やっと見ごたえが出てきました。




玉山鉄二のふてぶてしさが良かったですね。

ここにもっと尺を割いて欲しかったです。



意外にあっさり観念したのが唐突に見えました。急に涙もろくなるし…。




仕事の合間に書いているので簡単な感想ですみません。

8話の評価は…6

最終話の評価は…7