ひょっとするなら岸田氏はGOATになり得る・・・ | KOBONBLOG

ひょっとするなら岸田氏はGOATになり得る・・・

おはようございます。

 

どうも今日は一日雨模様の天気予報でして、もう雨が降り始めているのです。

ですが気温的にはわりあい暖かめでありまして有り難いのです。

 

 

さて、今しがたwebチェックしておりまして、(おぅ!)と同意したい気分の記事に出会いましたのでご紹介したいと。

 

双日総研の吉崎達彦氏のレポートからなのですが、岸田政権の通信簿的な。

 

私もこの見立てに大よそ同意するのです。

たぶん、そんなところなのでないでしょうか。

 

 

◆溜池通信vol784◆

(5P~抜粋引用)

●岸田首相は何を考えているのか
 支持率の低迷に悩む岸田内閣にとっても、株高は悪いニュースではないはずだ。何しろ今年は「資産所得倍増元年」と銘打って、「貯蓄から投資へ」と旗を振っている最中である。逆に株安になろうものなら、多くの国民(投資家)を敵に回していただろう。
 その岸田首相はあいかわらずのマイペースで、先週、みずから手を挙げて政倫審に出席したことには少々驚いた。自民党の旧来の常識からすれば、パーティー券裏金疑惑は「よそのムラの事件」であるから、岸田氏が出ていく謂われはない。しかるにこの問題が「普通の組織」のスキャンダルと考えれば、トップである総理・総裁が矢面に立つのは当然である。自民党はもはや「派閥の連合体」ではない、ということなのだろうか。
 その結果として「安倍派 5 人衆」も政倫審に出ることとなり、ついでに予算案が 3 月 2日に衆院通過となったわけだから、岸田氏のギャンブルは成功であろう。
 あらためて過去2年半における岸田政権の実績を書き出してみよう。

* 防衛 3 文書の閣議決定と防衛予算の倍増
* G7 広島サミットを主宰
* 日韓関係を改善
* 原子力政策の転換、福島処理水の海洋放出
* NISA の抜本的拡充と恒久化
* 日経平均が最高値/名目 GDP が約600兆円に


 加えて今通常国会において、岸田内閣は「デフレ完全脱却宣言」と「子ども・子育て支援法」(少子化対策)の実現を目指している。この秋の自民党総裁選挙で次の政権にバトンタッチするにしても、3年間でこれだけの成果を残したならば、かならずや後世は評価してくれる、内閣支持率など関係ない、と達観しているのではないか。
 そもそも岸田内閣の支持率が低下した最初の理由は、安倍首相の「国葬」を行ったことにあった。そして「統一教会スキャンダル」があり、今回の「パーティー券裏金疑惑」である。ほとんどの問題は安倍派に端を発している。これらを粛々と処理しながら、結果として「安倍さんができなかったこと」(防衛費の拡大、GDP600 兆円など)を実現している。ご本人的には、かなりの手応えを感じているはずである。
 おそらく岸田氏は9月末まで政権を維持するにとどまらず、その後の続投も諦めてはいないのではないか。つまり総裁選の前に衆議院を解散し、勝ってそのまま総裁任期も延長へというシナリオである。

(以下略)

 

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いやいや、岸田氏が最後のフレーズ(総裁選の前に衆議院を解散し、勝ってそのまま総裁任期も延長へというシナリオ)のようなことをお考えになっているかどうか、それは闇の中のことなのですが、しかし「そうであったとしても何の不思議もない」ということだろうと思われるのです。

 

私はこれまで決して岸田氏を「優れた、立派な政治家である」という風に評価してきた訳でないのです。

ただ、「とんでもなく鈍感力があり、運も味方している政治家であるかも・・・」くらいには思ってきたのです。

 

そういう見方をしてきていましたので、昨年来の「支持率の大幅な低下」という事案については「全スルー」でいたのです。

岸田首相がそれを気にしていたかどうかは知りませんが、少なくとも私にとっては「それはどうでもいいこと・・・」という風に受け止めていたのです。

 

なので、もし吉崎氏の推測するシナリオが、その通りに実現したとしても私にはそれは驚きではないのです。

 

何より、日本国の政治指導者が短期でコロコロ変わるという、国際政治上での大きなマイナス要因にだけはなって欲しくないという意味で、できるだけ長期政権であって欲しいと思っているのです(10年くらい)。

 

国民からの支持があろうがなかろうが、政治家はその為した実績によってだけ、評価されるべきであろうと思われるのです。ちょうど岸信介氏が、当時国民から総スカンの「安保改定延長」という難事を為して退陣したように(国会の周りをデモ隊が囲って大ごとであったとか)、です。

その意味では、岸田氏は「結果として立派な政治家であった」という評価をされるようになる政治家であるかもしれないのです。

 

その意味では、私は結果として岸田氏を見誤っているかもしれないのですが。

 

どうなのでしょうか・・・。

 

藤原かずえ女史などは茶化して「GOAT」などと言っているのですが・・・。

 

 

 

 

 

ご紹介まで

 

ではでは。

 

 

【おまけ】

これはダメでしょう案件、ウィーン在住の長谷川良氏ブログより、
ドイツが大麻を合法化したという事案。
ドイツもけっこう「過つ」のですねぇ・・・、原発廃止といい・・・
 

 

 

(2024年03月12日)