2月になり、ようやく天気も落ち着き暖かくなって晴れの日も多くなってきたかと思ったら、またもやぐずついた天気になっています。(13日、14日と雨)
先日の母島です。

石門に行ってきました。写真奥に見える平らな部分がツアーで訪れる石門上の段だそうです。

不思議ですね、断崖絶壁の上にこんなに平らな場所があります。地質は石灰岩、父島ではジョンビーチから南崎、南島方面と同じ地質です。
今回は、ここまではいけませんでした。近自然工法の施工場所がこの手前だったため。
それでも、父島では味わえない深い森を堪能できました。

ほんの一例、オオタニワタリの葉っぱが見えます。その周りの少し小さな葉っぱはすべてオガサワラシコウランです。6月下旬くらいに見てみたい!!
そして、母島で思ったホエールウォッチングについて
父島ではウェザーステーションからホエールウオッチングが出来ます。
広い範囲をカバーできウオッチングするには最高です。
しかし、標高が高くクジラまでの距離はそれなりにあります。
母島の夢見ヶ崎展望台は標高が低くクジラまでの距離が近い!!

今回、ここへは3回行きました。ウオッチング時間は30~40分くらいと短いです。にもかかわらず3回とも4~5ポッド以上ウオッチングでき、さらに毎回ブリーチングやらペックスラップやらヘッドスラップやらとウオッチングしていて楽しい!!そしてその間一切ボートなどがクジラに近づくことがありません。
クジラの行動範囲もさほど広くないようです。子育て中のクジラは日中ほとんど狭い範囲にとどまっているようです。

父島で、過去に体験したことと比べて考えてみます。
午前中ツアーで山の上から二見湾の中にある要岩付近に親子クジラがのんびりしているのを見つけました。お客様とのんびり双眼鏡でウオッチングを楽しめました。午前のツアーが終了したあと要岩が近くに見える都道沿いに行ってみると、その親子クジラはまだのんびりしています。凪の海で、陸上からも近くウオッチングするには最高です。
ツアー中に気が付いた時から2時間はこの場所でのんびりしていたはずです。(きっとその前からいたと思うのでそれ以上の時間)
そこへ、ボートが近づいてきました。ボートからはさらに近くに親子が見えているでしょうから最高だったと思います。(ボートの船長さんはウオッチングのルールを守って距離はとっていました)
しかし、親子クジラはゆっくりゆっくりとその場所を移動して行きました。

そして、中山峠の先にある袋岬から見た親子クジラ
この親子は、前日に山の上から岬の近くにいるのを確認してました。
そして翌日行ってみるとほぼ同じところでのんびりしてました。
ここでも1時間以上ウオッチングを楽しんでいました。そしてボートが近づいてきました。ボートはウオッチングをするうえでのルールをしっかり守ってました。が、やはり親子クジラの行動範囲が広くなりゆっくりゆっくり移動して行きました。
父島の二見湾は波も穏やかで子育てするのに最高の場所なのだと思います。毎年少しですが湾内クジラを見ることができます。この時にちょっと我慢して湾内に入ってきたクジラには絶対近づかないというルールを作っても良いのではないでしょうか?10年後には親子クジラが湾内の陸上部からゆっくりウオッチングできるようになるかもしれません。
