久しぶりの聟島と過去 | 小笠原のエコツアー 小笠原旅行 小笠原観光 小笠原ガイド

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今便のナイトツアー

子亀さんの放流、天の川と満天の星空、オオコウモリ観察、グリーンペペ 2時間内ではおさまらず30分延長させていただきました。ツアーご参加のお客様ありがとうございました。

 

聟島指定ルート調査(評価)

上陸前の虹。

 

小花湾

小舟に乗り換えて上陸浜(南浜へ)

乗り換えずとも、この湾(小花浜)から上陸できれば良いと思います。海鳥観察もできます。カツオドリや秋と春(冬場は島に近づくことも厳しい)はアホウドリ類の観察ができます。双眼鏡を使えば観察可能で繁殖には影響を与えないと思われます。日本でアホウドリ類を観察できるところなんて他にないと思われますので貴重な体験ができる場所です。生態系(海鳥や植生)に影響を与えない観察路を確保できると思ってます。検討してくれるようにお願いさせていただきました。

 

上陸浜の南浜

 

スパイダーリリー

浜付近にはスパイダーリリー(ササガニユリ、ヒメノカリス)

以前から浜辺できれいに咲いてましたが、かなりの範囲に広がってました。父島ではほとんど見かけない花で聟島以外では弟島でも咲いてます。戦前弟島と聟島に持ち込まれたのでしょうか。

 

岩崎亀五郎さんのお墓

亀五郎さんの息子さん(聟島育ち)が40年近く前は父島によく来ていて漁師さんに連れられこの地を訪れていました。

 

過去の写真

2010年

こちらの写真は聟島を指定ルートにするかどうかの調査で訪れた時です。現在はキョウチクトウが大きくなり、シャリンバイも成長しお墓が覆われそうになってました。

2005年時

墓石前のキョウチクトウがかなり小さいです

 

カクレイワガニ

ネズミがいなくなった島はカニさんも増えたように思います。

色違いがいて可愛い!!

 

オオイワガニ 

波しぶきの当たる磯場にいるのでネズミの被害は少ないかもしれませんが小さい(子供)ものがたくさんいたように思えました。

こんなに大きくなったら襲われないと思いますが、小さいうちは襲われていた可能性もありますね。

機敏なので逃げ切っていたかもしれません。

 

2007年

ノヤギのいなくなった聟島ではオガサワラアザミが大きく成長してました。指定ルートから外れたところにあるので今回の調査では確認できませんでした。

2007年時ノヤギはいなくなりましたが、ネズミがたくさんいたので、花のつぼみがことごとくやられていました。現在はネズミもいないので花も沢山咲き株も増えているのではないかと思います。残念ながら今回は確認できませんでした。(指定ルート外にはあると思います)

 

シマザクラ

沢山咲いてましたが虫がほとんど飛んでませんでした。時期が遅いからなのか?

 

2008年の時

アサヒナハキリバチ?

イケダメンハナバチ?

今回は誰もいなかった。

 

大山山頂から(今回)

聟島の南方面と針の岩、媒島 

2008年時

この時よりも緑が増えているのは確か

 

戦時中には軍により施設が作られた

 

アホウドリ

2006年10月デコイの運搬と設置

 

この時からアホウドリ復活作戦が本格的にスタート

 

2009年2月

アホウドリ雛の移送(2年目)

この子は、今大人になって元気にしているのだろうか?

聟島に帰って繁殖してるかもしれません!!

雛の移送時に様子を見に来たアホウドリ若い個体

 

クロアシアホウドリも数を増やしているようです

 

コアホウドリも毎年10羽くらいは巣立っているみたいなのですが

総数は増えていないようで不思議?

 

久しぶりに訪れた聟島

父島とは全く違う景観、楽しい一日でした。

ありがとうございます。

 

これからの100年 森林が再生し海鳥類がたくさん訪れる(陸鳥も、今回アカガシラカラスバトが最低6羽確認されました)ようになってくれると信じてます。