JR西日本下関総合車両所運用検修センターに10両が配置されている電気機関車EF65形1000番台(PF形)。下関地区では乗務員訓練で走る時もあります。4月中旬に充当された1134号機を見てみました。

 

 

乗務員訓練で新下関—幡生間を走るEF65 1134。全般検査から約3年、前面窓上などの塗装が少し薄くなってきたように感じます

 

 

 

 

乗務員訓練は運転士の習熟などのために行われるもので、下関地区では小野田と新山口までをそれぞれ1往復する運用が中心です。

 

のんびりと単機で走る姿は、ブルートレインをけん引した当時のEF65PF形を思えばちょっと寂しいですが、下関市内では午前・午後に計4回見られます。

 

 

上りの乗務員訓練で走るEF65 1134。ここの場所は4カ月ぶりに訪れました。線路よりやや高い位置の歩道で撮りやすいのですが、背後の集合住宅はやはり圧迫感があります

 

 

 

 

私はこの日、買い物の合間に新下関ー幡生間にある歩道のお手軽ポイントで2回、EF65 1134を撮影しました。午後は別の場所を予定していましたが間に合わなかったため、また戻ってきました。

 

本当は田園風景の中でのんびり見たかったところですが、それでも走っている同機は久しぶりだったので満足でした。

 

 

新下関方面へ走る上り乗務員訓練のEF65 1134 。毎日走っているわけではないため、出合えるとうれしいものです

 

 

 

 

EF65 1134は1979(昭和54)年6月27日に落成し、宮原機関区に新製配置されました。国鉄分割民営化の際は、一等展望車マイテ49 2を連結して東京ー大阪間を走った「旅立ちJR西日本号」のけん引機だったことでも知られています。

 

同機はもうすぐ全般検査から3年を迎えるようで、順調なら台車検査が行われると思います。保安装置ATS-Pを装備せず運用範囲は限られていますが、今後も活躍を続けてほしいものです。

 

 

 

 

※下関のEF65PF形については、以下にも記事があります

 

 

 

※姉妹ブログ「歴鉄2番線」では、下関のEF65PFが担当した1990年代の配給列車について書いてみました