東海道・山陽本線を下って九州に入った貨物列車1091レは、まだ陽が高い午後3時台に北九州貨物ターミナル駅を出発します。ED76形など国鉄形電気機関車が活躍する列車で、北九州地区では撮影しやすい時間帯を走ります。

 

 

浜小倉駅付近を通過する1091レ。この日はED76 1018号機がけん引していました

 

 

 

1091レは静岡県の沼津駅から、主に同県内で作られた家電製品やトイレットペーパーなどを福岡貨物ターミナル駅まで運んでいます。幡生操車場(山口県下関市)までの本州区間では約4年前まで、国鉄時代の面影を残す人気の電気機関車EF66 27も時々充当されていました。

 

関門トンネル区間のEH500形からバトンを引き継ぐ九州内では、今も国鉄形の電気機関車がけん引します。北九州地区では早朝や夜間に走っている印象が強いED76形とEF81形ですが、1091レは夕方前に出発するため「ついで撮り」がしやすく、私も北九州への所用の際はタイミングが合えば(合わせて)見ることにしています。

 

 

小倉の市街地を行くED76 1021。買い物帰りにパチリと撮っただけですが、ファンとしては走っているのを眺めるだけで満足です

 

 

スペースワールド駅を通過する1091レ。この日はJR貨物による増備型、EF81 455が充当されていました

 

 

 

九州のED76形とEF81形は今後、後継機EF510形300番台の増備により徐々に運用が減っていくと思われます。北九州で撮影しやすい1091レはどのように変化していくのか、国鉄電機のファンとしては気になるところです。

 

 

 

 

※ED76形については、以下の記事でも紹介しています

 

 

 

※姉妹ブログでは、国鉄末期~JR初期の鉄道を振り返っています