生きていると

目の前にたくさんのドアが登場します。

予期していたドアもあります。

ひらくとそこには期待していた世界がひろがります。

時には、向こうに何があるかもわからないドアと出会うこともあるでしょう。

そんな時には、ドアを開くのに大きな勇気が必要です。

簡単にあかないドアもあるかもしれません。

あたしたちは、ドアと出会い、それをあけることで

新しい世界だけでなく、

同時に、新しい自分を発見していきます。

 

今回紹介するのは「たくさんのドア」(マギー文、テウン絵 主婦の友社)。

この絵本のなかに「あなたは まだ しらない」というフレーズが3回でてきます。

「じぶんが どれほど つよいか」

「じぶんが どれほど いさましいか」

「じぶんのなかの とほうもない ちから」

私たちは、自分についてどれくらい知っているのでしょう。

未知のことを前に不安で心が重くなることで、

自分の中の弱い部分にしか目がいかなくなったり、

自分の中の臆病な部分に打ちのめされたりしてしまいます。

だけど、不安であっても、臆病になっても、

自分の中に強い部分や勇ましい部分は消えてなくなるわけではないのです。

ドアを無視しないかぎり、ドアがあることを意識できるかぎり、

そして、ドアを開いてみようとすることで、

むこうに、弱いだけでない、臆病なだけではない自分を発見することができるのです。

私たちは自分について何もかも知っているわけではないのです。

だからこそ、ドアを開いていくのです。

勇気がいるけど、開くのです。

そのむこうに、新しい自分との出会いが待っています。

生きるということは、たくさんのドアをあけていくことなのかもしれません。

そうそう、絵本の最後の開きのページに「あなたは まもられている」とあります。

原書には「You are loved」とあります。

愛されている・・・・

日本人にとっては、愛されているよりも、守られているという響きのほうが照れくさくなくて、具体的な安心感を与えてくれますね。

安心感を与える守られた関係があることで、

私たちは目の前のドアをあけていく勇気を発揮できることがあります。

BONDSのカウンセラーたちも

そんな関係の提供をこころがけていきます。