こんにちは！
アラフィフ×会社員×障害児(小1）育児中の
なお です。
染色体異常による障害を持つ男の子を育てています。
ブログを訪問してくださり、
ありがとうございます
敬愛するシンガポール在住のブロガーMAYAさんが
出生前診断について書かれていました。
MAYAさんの覚悟に胸が熱くなり、
自分が妊娠していたときのことを
まざまざと思い出しました。
私もMAYAさんと同じ42歳のときに妊娠。
そして妊娠14週目に
出生前診断についてのカウンセリングを
夫婦で受けました。
高齢出産にリスクがあることを意識し、
都内で有数の設備が整った病院を
選んでいたこともあり
産科の医師とは別の、
専門の医師によるカウンセリングを
受けられたのです。
当時、一番精度が高かったのは、羊水検査でした。
医師からは
羊水検査がどのように行われるのか
羊水検査には流産を含め様々なリスクがあること
羊水検査ですべての異常が
わかるわけではないこと
といった説明を受けました。
このカウンセリングを受けた後、
夫婦で話し合ったのですが、
意見が分かれたのです。
私： 検査を受けない。
夫： 検査を受けて、もし異常が見つかったら
産まない選択をする。
この後の苦しい思いを日記に書いていました。
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妊娠当初は40代だし、羊水検査を受けるものだと
思っていたし、最悪の場合、産まない選択を
することも考えていた。
私たちは決して経済的に裕福ではないし、
近くに支援してくれる家族がいるわけでもない。
2人で障害のある子を育てていくのは
並大抵のことではないとわかるし、
マイホームに海外旅行と夢見た生活も
諦めなくてはいけなくなるだろう。
そこまでして…という気持ちがあった。
○○（夫）は、今もこういう気持ちでいるから
万が一のときの産まない選択を
考えているのだろう。
だけど私は、自分のお腹の中にその子がいて、
健診のたびに成長している姿を見てきている。
つわりで苦しくて何も食べられなくても
この子が元気に育ってくれているならというのが
支えになっている。
その命をたとえ障害があるとわかっても
奪うことなんてできない。
そんなことをしたら、私は一生苦しむだろうし、
もとのように2人の生活を
楽しむこともできないだろう。
実際どうなるかは、産まれてみないと
わからないんじゃないのかな。
いろいろ調べてみたら、保育園に預けて
働き続けている人だっている。
大変なこともあるけれど、その中には
喜びも楽しみもあるんじゃないだろうか。
どこかで何とかなる！って思っている
自分がいる。
産むと決めたからには、どんな子であっても
笑顔で育てていこう。
もっともっと強くなろう。
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最終的に、夫は私の考えを尊重してくれ、
出生前診断を受けずに出産しました。
そして、産まれてきたわが子に
羊水検査ではわからなかったであろう
障害が見つかったのです。
あれだけ考え、覚悟を決めていても、
やはり動揺しました。
すぐには受け入れられず、
泣いてばかりでした。
でも、目の前の息子との生活に
必死に向き合っているうちに
何とかここまできました。
保育園に預けて仕事も続けてきたし、
マイホームも買って、海外旅行にも行ったし、
将来が不安で調べたときに見つけたブログに
描かれていた、ふつうの暮らしを送れています。
喜びと同時に不安も入り混じる
40代での妊娠。
選択を迫られたときに
真正面から向き合うのは苦しいですが、
逃げずにめいいっぱい
考え抜いてほしいと思います。
そして、そのときに感じたこと、考えたことを
克明に書き残しておくことをお勧めします。
その記録が、後の自分の心の支えに
なってくれるはずです。
なお
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