就学について考えるシリーズ第6回目です。
ショウは筋力が弱いため、手先の作業が苦手です。
今もお箸は使えませんし、
筆記具を使うのもやっとです。
1年前は1人で着替えもできませんでしたし、
オムツも外れていませんでした。
特別支援学級では、身の回りのことが
自分でできていることが条件だと聞いていたので
特別支援学校も候補に考えていました。
特別支援学校では、科目の勉強よりも
「身辺の自立」に重きが置かれているからです。
しかし、特別支援学校を選んだ場合の難点は
家から遠いこと
電車とバスを乗り継ぎ、最低1時間はかかります。
スクールバスの送迎はあるのですが
送迎してくれるポイントもわが家からは遠く
何か所もまわって来るので、
結局学校まで1時間くらいかかるし、
時間が読めない…
通学を考えると、
クリアすべき課題が山積みでしたが
まずは見てからと見学会に参加しました。
1クラスの定員は6名。
1学年は4クラスあり、
クラス分けは自閉傾向があるか、
子供同士の相性なども考慮して
決めているとのことでした。
午前中いっぱい、1~6年生の授業の様子を
見学しました。
先生は障害児教育の専門知識を有する方が多く、
子どもの様子も1人1人に目を配らせていて、
安心して子どもをお任せできるという印象でした。
ただ、どこか違和感があったのは、
学校というよりも療育施設に近い感じが
したからかもしれません。
学年や授業内容にもよると思うのですが、
たまたま見学した1年生の授業が、
個々に黙々と与えられた課題に取り組んでいて、
子ども同士のコミュニケーションが
一切ない様子に衝撃を受けました…
学校に入ったら、
もっとお友達との関わりができて
そこからいろいろ学んでほしいのに、
ここでそんな関係が築けるのだろうか。
それに特別支援学校に入ると、
健常児の子どもたちとの日常的な接点も
なくなってしまう。
自分の中に受け入れがたいことが
次々と出てきました。
まだまだ私はショウの障害を
受け入れられていないのかもしれない。
就学に向けて考え、行動していく中で
そんなことに気づかされました。