就学について考えるシリーズ第6回目です。

 

 

第1回~スタートは遅くとも年中から

 

第2回~普通級に入れたい

 

第3回~子どもの気持ち

 

第4回~学校見学の情報収集と計画

 

第5回~特別支援学級 A小学校

 

 



ショウは筋力が弱いため、手先の作業が苦手です。

 

今もお箸は使えませんし、

筆記具を使うのもやっとです。

 


1年前は1人で着替えもできませんでしたし、

オムツも外れていませんでした。


 


特別支援学級では、身の回りのことが

自分でできていることが条件だと聞いていたので

特別支援学校も候補に考えていました。

 


特別支援学校では、科目の勉強よりも

「身辺の自立」に重きが置かれているからです。

 


しかし、特別支援学校を選んだ場合の難点は

家から遠いこと!

 

電車とバスを乗り継ぎ、最低1時間はかかります。

 

 

スクールバスの送迎はあるのですが

送迎してくれるポイントもわが家からは遠く

何か所もまわって来るので、

結局学校まで1時間くらいかかるし、

時間が読めない…ショボーン

 

 


通学を考えると、

クリアすべき課題が山積みでしたが

まずは見てからと見学会に参加しました。

 


1クラスの定員は6名。

 


1学年は4クラスあり、

クラス分けは自閉傾向があるか、

子供同士の相性なども考慮して

決めているとのことでした。

 


午前中いっぱい、1~6年生の授業の様子を

見学しました。




先生は障害児教育の専門知識を有する方が多く、

子どもの様子も1人1人に目を配らせていて、

安心して子どもをお任せできるという印象でした。



ただ、どこか違和感があったのは、

学校というよりも療育施設に近い感じが

したからかもしれません。



 

学年や授業内容にもよると思うのですが、

たまたま見学した1年生の授業が、

個々に黙々と与えられた課題に取り組んでいて、

子ども同士のコミュニケーションが

一切ない様子に衝撃を受けました…

 

 


学校に入ったら、

もっとお友達との関わりができて

そこからいろいろ学んでほしいのに、

ここでそんな関係が築けるのだろうか。





それに特別支援学校に入ると、

健常児の子どもたちとの日常的な接点も

なくなってしまう。





自分の中に受け入れがたいことが

次々と出てきました。





まだまだ私はショウの障害を

受け入れられていないのかもしれない。





就学に向けて考え、行動していく中で

そんなことに気づかされました。