今年もありがとうございました。
早いもので明日は大晦日、明日のおせち料理の仕込みもあらかた終わり今、やっと一息ついてます。
今年は中々ハードでした。コロナ禍で鈍った身体が身に染みました、と言うかこたえました。
おかげさまで20周年が迎えられた年でもありました。
世の中は色んなものが値上げ、もちろん僕ら飲食店にとってもキツい年でした。
個人的に長年お世話になった人たちとの別れもありました。
高校の頃から憧れていたアントニオ猪木さんも旅立ってしまいました。
年の瀬にはサッカーのワールドカップで夢を見させてもらい、みんなで声を張り上げる楽しさを再認識しました。
振り返ると、自分においては余裕がない一年だった気がします。今年の初めにスタッフが辞めてずっと、今の子と2人、そして女房のサポートで、なんとか乗り切って来れました。それでも12月は流石にハードでノエル後におせちの仕込みが本格スタートした時はどうなることかとめまい😵💫がするほど。
でも、色んな人が助けてくれてこうしてブログまで書けてます。
なんだか、まとまりがなく、取ってつけた内容のようなブログというのも今年らしいかな。
ボンシュマンも歳をとり、夜のコースがおまかせコース一本になり、当日予約が取りにくくなったり、休みも増えたり、席数も減らしたり、お客様からすれば使い勝手が悪くなったかもしれません。
でも、僕らは決して後ろ向きに歩いてるわけではなくて、最終的には満足して欲しいからなんです。
例えばおせち料理の値段も他所様より少し高いかもしれませんが、このご時世でこの内容だったらむしろ安いと思ってもらえると思います。
過ぎたるは及ばざるが如しとはよく聞く言葉だけど、まさに真理で、例えば無理をしすぎたり、欲張ったりすると結局のところ自分に返ってくる気がします。
地味でいいんです。誠実に行きたいです。
そして成長したいです。
本年も大変お世話になりました。心より感謝を申し上げます。
来年もぜひよろしくお願いします。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
20周年!
今年に入って初めてのブログです!
実はFacebookも冬眠状態、今は時々Instagram、日々の情報やボソリとつぶやくのはもっぱらTwitterです。
すいません
タイトルにある通り、おかげさまでオープンして20年が経ちました。
いつも同じ事思うけど、本当にそんなに経ったんだという感じです。
と言っても20年なりのストーリーや想い、思い出がたくさんあって、このブログでは書ききれないです。
友人シェフに一番嬉しかった事は何ですか?と言われて答えられなかった。、、と言うのも嬉しい事っていっぱいあるから。
例えばオープン当初にお待たせしすぎて、怒って帰られてしまったお客様に後日お詫びのお手紙(たまたまある事情で住所を知ってました)をお出ししたら、また来て下さって喜んででいただけたこと。
今でも記憶に鮮明に残ってます。
そうしたお客様とのエピソードそれぞれが嬉しいです。
また、友人やお師匠さん、憧れのシェフ達、怖い(?)食べ手のお客様が予約を入れて下さる、僕は一生懸命料理を考える、その時の心持ちは半分は逃げたい気持ち、でも何ていうか、中学や高校の時の部活動での大会前のような、ワクワクドキドキした気持ちの自分もいます。
結果、喜んでもらえたかは別にして、自分自身が満足のいくものを出せた時は格別な気持ちになります。
そういう時の充実感が嬉しいです。
辛かった事は?とも聞かれて、もちろんそれもたくさんあります。お客様が全然来ない時はいつだって辛いですし。
でもこの20年で辛かったというか、ダサかったと思うのは自分自身に負けてた時期があった事です。
ある時期からスタッフがあまり定着しなくなって、その時の僕はどこか逃げ腰で保守的になってました。
今だから話せるけど、(と言うかその時はそんなつもりはなかったわけですが)思い返すと2〜3年はありました。
トピックとして、ガイドブックに評価された時はすごく嬉しかった、でも途中で評価がなくなったのはまさにそんな時でした。
相田みつをさんの悪い事は身から出たサビ、いい事はおかげさま、って言葉が身に染みます。
前にこれも新庄監督が言ってた受け売りだけど、自分に負けるのはダメですね。
いま、1人のスタッフにすごく頑張ってもらえてるんですが、僕自身も今は無謀なほど色んな事をやってます。ロッキーじゃないけど、魂は歳をとらねえんだぜ。
今回はコロナ禍でもあり、ほぼ元スタッフと、2人のお師匠様、1人の先輩シェフ、1人の後輩でもある友人シェフだけで飲み会をしました。
もちろんたくさんお呼びしたかったのですがいつも元スタッフとあまり話せないので、慎ましくしたつもりだったんですが、、、
1人だけ台風で飛行機が欠航で来れませんでした。
京都では老舗になるのは100年以上、たった20年で何言ってんだと。
本当にそう思います。
それでもなんとか続けてこれたのは、スタッフ、家族を始め沢山の人が色んな形で僕を支えてくれたから。
そしていつもどこかにいる、あきらめの悪い俺。
五十にしてハナタレ小僧です。
皆さま本当にありがとうございます!
これからも働きます!よろしくお願いします。
他にもワインやビールなどを色々いただきました。
ありがとうございます🙇♂️🙇♂️🙇♂️
当初埋め込んであったプラックが完全に持ち上がってしまってます。
一緒に頑張ってくれた調理器具や道具も戦友です。
reviens
皆さま今年もありがとうございました。
緊急事態が明けてから、それまでの静かさを忘れるほど忙しくなりました。
今年一年がこんな風になるとは僕には予想が出来ませんでした。
個人的には決していい年とは言えなかったけども、得たものもあるんです。
静かだったこの一年、色んな事をゆっくり考える事ができたのもその一つ。
贅肉をつけずに規則正しい生活をして能動的に待ち受ける。
以前、村上春樹さんがそんな事を言っていたけど、少し僕もモノの考え方が変化したように思う。
基本的に変化を好まない性格で、料理も普遍的なものが好きだ。それは変わらないけど、今までのオイラは別の見方からすれば保守的なのかなって。
何度か失敗しても新しい物を生み出していきたい、と今は思います。
全ての物事は移動する。永遠不変で同じフォルムに留まるものは一つもない、と言うのも村上春樹さんの小説の中の一節だけど、まぁ確かにそうだよね。
これからはもっと新しい物を作りたいし、今までのものもブラッシュアップしていきたい。
こんなオッさんでもまだまだ成長したいんです。
そして、どうか来年こそ平和で健康な世の中に戻りますように。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。
来たるべき新年もよろしくお願い申し上げます。