西武鉄道が「2024年度 鉄道事業設備投資計画」を公表しました。その中の「2025年度以降に予定している事業」には、とても気になる内容がありました。
「新宿線有料着席サービスの刷新」ですと。
ベテランの10000系(ニューレッドアロー)について、「今後新たな車両に置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討しています。柔軟な運行形態やお客さまの着席機会の拡充など、サービス向上を図ります。2026年度中の運行開始を予定しており、詳細は決まり次第お知らせします」とあります。
これはもしかして、新宿線特急の廃止→「ライナー化」を意味しているのではと勘繰ってしまいます。一部報道によれば、後継車輛は「クロス・ロングシート転換可能車輛」(ということは40000系か?)投入も検討中ともいいます。
どうやら恐れていたことが現実化しそうですね。10000系の「小江戸」号、何しろ大変お世話になった特急ですが、昨今の西武鉄道の車輛動向を見ていると、「いやな予感」はしていました。「おくちちぶ」号に始まる西武新宿線の特急列車の歴史も、50年余で終わってしまうんでしょうか。