当模型鉄道の飯田線電車たち(その7) | 書斎の汽車・電車

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 当模型鉄道のKATO「飯田線シリーズ」について、このタイトルでご紹介してきました。前回でいちおうの「一区切り」となったはずが、またまた飯田線のお話をすることになりました。

 

 この間も書きましたが、KATO製品についてはほぼ集まりました。しかしまあ、他のメーカーにも「飯田線旧国」の製品はあるぞということで、今回は手持ちのトミーテック「鉄道コレクション」を「鉄道模型化」しまして、皆様にお目にかける次第です。

 

 まずは2011年10月発売の「国鉄42系飯田線2両セット」です。

 クモハ43009とクハ47070の2輛から成るセットで、KATOにはないクモハ43形が模型化されています。

 

 まずはそのクモハ43009です。動力は入れていません。

 トレーラー化用パーツは、製品パッケージではTT03を推奨していましたが、その後旧国等の電動車用としてTT05が出ていますので、そちらを使用しました。パンタもPS13となっていましたが、実車はPS11の筈ですのでPS11としています。(43007ならPS13ですが)

 

 クハ47070はサハ48形からの改造車です。トレーラー化用パーツ、こちらはTT03Rを使用しています。

 

 続いて、2013年3月発売の「国鉄51・40系飯田線2両セットA」です。

 こちらはクモハ54006とクハユニ56003の2輛です。

 

 まずはクモハ54006、このグループもKATO製品にはありません。(よく似た54002は出ていますが、厳密には細部が異なります)

 この車輛には動力を入れたのですが、鉄コレ純正動力(TM17)は現在市場から払底していまして、今回はグリーンマックスのコアレス動力(20m長軸)を奢りました。もちろん、鉄コレ用動力ではありませんから、取付はワンタッチとはいかず、動力ユニット側面の突起を欠き取り、車体を何とか収めました。台車枠はGMの別売パーツ、床下機器は鉄コレのものを加工の上ゴム系接着剤で取り付けています。また、パンタはこちらもPS11です。

 

 クハユニ56003は特筆するようなことはありません。トレーラー化パーツはこちらもTT03Rです。

 

 当鉄道の「鉄コレ・飯田線」といえば、忘れてはいけないのが昨年末に登場したクモハ14とクハ47、あくまでも「飯田線風」ではありますが、再度掲載しました。

 

 さて、今回の4輛ですが、カプラーはとりあえずアーノルト(クモハ43に至っては前面はダミーカプラーのまま)としています。KATOカプラーへの換装が予想外に大変だったこともあって、差し当たっては「鉄コレ」のみの4連で運転しようという訳です。ただ、クハユニを間に入れた4連というのは余り現実的ではありませんので、クモハ43の動力化という話が出てくるかもしれません。

 

 鉄コレの飯田線といえば、もちろん「流電」も製品化されているのですが、こちらはKATOから素晴らしい完成品が出ていますので、今回はご紹介しません。ただ、KATOにはない湘南色仕様も狭窓、広窓双方で出ていますので、その時代を再現するのであれば利用価値もあるのではないでしょうか。

 

 鉄コレ、KATOの完成品と比べれば見劣りがするのは致し方ありませんが、KATOでは出ていない形式等も出ており、飯田線で遊ぶには欠かせないともいえましょう。飯田線というと、マイクロエースにも完成品がありますが、こちらは大変失礼ながら余り魅力的ではなく、KATO製品とほぼダブっていることもあり、当鉄道でわざわざ増備する可能性はかなり低いと思います。