JAM最終日・メインテーマは「鉄道150年」 | 書斎の汽車・電車

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インドア派鉄道趣味人のブログです。
鉄道書、鉄道模型の話題等、つれづれに記していきます。

 久しぶりに開催された国際鉄道模型コンベンション(JAM)も、あっという間に閉幕してしまいました。

 終わってみれば、何だか虚脱状態です。

 

 最終日は、高木宏之氏のクリニック「明治大正の蒸機列車」を受講しました。

 主に高木氏所蔵の絵葉書に描かれた明治・大正期の列車写真に関する解説でしたが、大変興味深いお話ばかりでした。盛り上がり過ぎて残念ながら予定の3分の2程度で時間切れとなってしまったのは残念でした。

 

 さて、今回のJAM、テーマは「鉄道150年」でした。そこで入口近くでは「写真で見る明治の蒸気機関車」と題して、鉄道博物館所蔵の「渡邊・岩崎コレクション」の中から、主に機関車のサイドビューを写した写真を展示していました。実は鉄道博物館でも、最近このコレクションの一部を展示していましたが、余りにも枚数が少なくて不満が残りましたが、今回の展示は大いに満足できるものでした。(機芸出版社のブースで『明治の機関車コレクション』が売り切れてしまったのも何だか理解できます)

 素晴らしい展示でした。そしてその裏側では、

 長さ14m(!)の「鉄道150年総合年表」がありました。じっくり眺めるだけでも相当時間がかかります。

 

 さらに、「模型に見る明治・大正の機関車」という展示もありました。古典機の模型がたくさん並んでいます。

 のちの6400形、「最急行」牽引機です。

 こちらはのちの5900形です。山陽鉄道を代表する機関車です。

 こうしてお気に入りの機関車を紹介していたらきりがありませんが、こんな機関車もいました。

 「ロコモーション号」、イギリスの鉄道草創期の機関車です。

 ペリーの「黒船」に積まれていた機関車の模型(ライブスティーム)。客車にしがみつく侍(幕府の役人)が何ともユーモラスです。

 佐賀藩が作った蒸気機関車の模型を再現したものです。

 

 鉄道150年関連のイベント、他にもあったのですが、時間の都合その他で残念ながら全てを見ることはできませんでした。また、モデラー諸氏の力作もまだご紹介できていません。JAMの話、しつこいですがもうしばらく続きます。