『Rail Magazine』(以下RMと略)誌が、この程発売になった2022年3月号(通巻453号)を最後に定期刊行(現在は隔月刊)を止め、今後は不定期刊行のムックへと刊行形態を変更するとの、誠に残念なニュースが入りました。ムック化第1号は今年5月に、貨物列車特集として刊行されるそうです。
誠に失礼ながら、隔月刊となり、その内容が月刊誌時代と余り変わらなかったのを見た段階で、いつかこの日が来るものと思っておりました。月刊誌以上に速報性が期待できない隔月刊という形態にするなら、もっと読み物を充実させるか、資料性を高めるしかなかった筈ですが、私の個人的見解ではありますが、隔月刊誌としてのRM誌には、そうした面はあまり見られないように感じました。
RM誌が現在の事態を迎えた背景に関する私の見解については、2020年8月26日付の当ブログ「Rail Magazine誌の隔月刊化」でも述べましたのでこれ以上駄弁を弄することはしません。興味を持たれた方はこちらをご覧いただければと思います。
それにしても、顧みれば、私はRM誌の良き読者であったことは余りないのです。創刊当時はごくたまに買う程度でした。その後名取紀之氏がスタッフに加わった頃から頻繁に買うようになり、通巻100号前あたりから模型部門の分離までは毎月買っていたと思います。RMモデルス誌創刊以後は、毎月買うのはモデルスの方になり、RM誌については中身によって買ったり買わなかったりとなりました。
そんな私でも、今回の刊行形態の変更は大変残念に思います。幸い、一部で噂されていた「休刊」とはなりませんでしたので、今後はムックとして内容の充実を図り、願わくば年4階刊行の実質的には季刊誌のようになっていけばと期待しております。