家族のスウェーデン滞在中、普通の旅行ではできないような体験もたくさんすることができました。
スウェーデンに到着したのは夜。クタクタだったので一晩寝て、と言っても時差ぼけで皆
早朝に目が覚めたので朝食を食べて家の真裏にある森へ散歩にでかけます。
いつも私が 『 家の裏の森が・・・ 』 って言うのが家族もよく分かったと思います。
本当に裏が森なのです。
鳥もいっぱいいるし、ウサギやリスは近所でよく見かけます。
鹿にもちょうど遭遇しました。 あとハリネズミとか。
散歩の目的はこれ! エルダーフラワーの収穫です。
今年は寒くて私が日本に行く前はまだツボミだったけど、ちょうど花が開き始めたところ。
満開一歩手前くらいがいいんです。
それに、車の排気ガスがないところのが良いので、この森を抜けた先にある原っぱは穴場です。
いっぱい取れたよ!
この後もう一回収穫しましたが、一週間後には手の届く位置の花は全部他の人に取られていたので
皆考えることは同じ。 間に合ってよかった~
持ち帰った花を綺麗にして、オーガニックレモンのスライスと供に熱いシロップに漬け込みます。
部屋中が甘くさわやかな香りに包まれます。
冷めたら冷蔵庫に移して、このまま3~5日漬け込んでシロップに香りを移します。
こうして完成したサフトと呼ばれるシロップ(コーディアルシロップと同じです)は、炭酸水などで割って
飲みます。マスカットみたいなスッキリさわやかな香りで夏にピッタリな飲み物。
スーパーでは市販品のサフトが買えますが、手作りのほうが断然美味しいです。
また、エルダーフラワーは風邪やインフルエンザの薬としてヨーロッパでは古くから親しまれて
きたそうです。ただいま風邪ひき中の私は毎日飲んでます。
従姉と母はボトリングしたものを大切に日本に持ち帰りました。
これぞプライスレスなお土産
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また、この森の中にはブルーベリーの木があたり一面に生えています。
ただし、今年は本当にがっかりするくらいの不作!!!
去年は取りきれないくらいあちこちにあったブルーベリーが全然実がないし
あってもすごく小さい。 これから大きくなるのか?と待ってたけど、大きくなる前にシワシワにしおれて
しまいました。気候のせいなのでしょうか・・・ ショック!
それでも頑張って集めたわずかなブルーベリーでマフィンを焼きました。
ブルーベリーが半部と、残りはエルダーフラワーと一緒に漬け込んだレモン入り。
これがまた花の香りがほんのりして、美味でお菓子に合うのです!
丸ごと食べれるようにオーガニックのレモンで作っているわけです。
ちなみに奥のものはマフィンに見立てたお菓子で、まだお菓子デビューしてない
一歳児ぼん子専用のシュガーフリーマフィンもどき。ブルーベリーとバナナ入り。
最近大人と同じものを食べたがるようになってきたので
スウェーデン独特なVällingと言うオートミールを主体としたお湯に溶かして飲むベビーフードが
あるのですが、それを大量買いしたら急に飲まなくなってしまって
在庫がたっぷりあって困ってるので、それを混ぜ込んで消費しました。
喜んで食べてくれたので助かった~
母はとても気に入って、レシピを教えたので、ママンカフェでも暑さがおちついた
秋ごろからマフィンを焼くんだ~と張り切ってます。
ブルーベリーのほかに野いちごも取れました。粒が小さいのすが集めたら結構取れたので
ブルーベリーと合わせてジャムにしたものも、本当に少量だけど母にお土産にあげました。
( 写真は以前のものですが。)
朝食に食べてスウェーデンの旅を思い出しているそうです。
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森、原っぱからそのまま近所を散歩をして、コロニーロットと言う貸し農園も見学しました。
ここは市や県が住民に貸し出しているものです。 父も家の近所の畑を借りて農作業しているので、
スウェーデンの畑でどんなものが栽培されているか興味津々。
また別の日にはSödermalmのtantolunden公園内にあるコロニーロットも見学しました。
コロニーロットには敷地内にこうした小さな可愛い小屋を建てていたり、テーブルセットを
置いている人も多くて、そこで採れた野菜で簡単な調理をして食べたり
休日に畑仕事ののんびり過ごしたりするそうです。 街の中の小さなお庭って感じで可愛い!
都市部のアパート住まいの人にはちょうどいいですよね。
ただしこのコロニーロットは大人気で、この借用権を獲得するのは順番待ち。
以前スウェーデン人の友人から聞いた話では、申し込んでから20年待ちのところもあるそうです。
に。。。。20年?! 私には借りることはとても出来なさそうです
また、有る日には夫の働く会社を見学しました。
私は娘を連れて遊びにいったことが何度もありますが、昔靴工場だった歴史的な建物の中にあります。
音楽のソフトウエア開発をしてるので本格的なスタジオもあって、
実際に有名ミュージシャンが来てレコーディングすることもあるそうです。
夫のデスク。 今は夏休みをとってる社員が殆どなので、がらーんとしてるけど
一人当たりのスペースが広々してます。
この会社のデスクは全て自動で高さが調節できて、立ったまま仕事ができる
スタンディングデスクと言うもの。これ、北欧発祥のもので、世界に広がってるそうです。
ソフトウェア開発やITの仕事は一日中PCに向かっているので座ってばかりいると腰を痛めるので
立ってるほうがいいのだそうです。
オシャレなキッチンには社員全員が座ることが出来るスペースがあって
毎週金曜はそこで社員みんなでFIKAがあります。 朝食が出て食べながらミーティングすることもあるし
打ち上げなどのパーティもやります。気持ちいソファーもあって、巨大なスクリーンとプロジェクターで
映画を見たりゲームしたり、コーヒーマシーン、エスプレッソマシーンもあって飲み放題。
休憩中にジムに行ったり、自転車通勤で汗をかく人もいるのでシャワールームも完備されてます。
決して、日本みたいに仕事で徹夜して泊まる人が居るから・・・ではありません 笑
スウェーデン人は殆ど残業しませんし。
働くのが楽しそうな環境です。
日本の会社に家族が気軽に遊びに行くとかあまりできないですしね。
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家族の中で今回の滞在中の一番の素敵な思い出となったのがこちら!
いつもお世話になっているお友達の実家に招待された日のことです。
どーん!
ガーデニングが趣味のお母様の素敵な広~いお庭でガーデンパーティ
岩だらけの地形のスウェーデンらしく、このおうちのお庭の構造も岩によって3段階に分かれています。
準備ができるまでの間お庭を案内してもらったり、近所をお散歩したり、フワフワな芝生で寝転がったり。
ぼん子ようにシャボン玉まで用意してくださってました
大きなグリルでお肉や海老や野菜がジュージュー焼かれていきます。
いいかおり~
他にも美味しい手料理がたーーくさん!!!
お腹いっぱいになるまで食べて幸せ~
食後は太陽が雲に隠れて肌寒くなってきたので室内に移動。
食後のデザートタイムです。
手土産に作っていったベリーのタルト。 喜んでいただけました
スウェーデンの素敵なお宅でのおもてなしの数々は普通の旅行では絶対体験できないことなので
招待してくださったお友達カップルとご両親に感謝感激です。本当にありがとうございました!
家族も夢のように素敵なひと時で、一生の思い出になったと言っています
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日本でもホームセンター好きな父は、夫とぼん子と行った
ドイツ系ホームセンターのBAUHAUSが面白かったようです。
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郊外の巨大なスーパーにも行きました。 見たことない食品や、オシャレなパッケージ、
豊富な乳製品の数々にも驚いていましたが、とくに驚きだったのはレジのシステム。
セルフレジがあるのはもう当たり前で大型スーパーでは更に便利なセルフスキャンと言うものもあって、店内を歩いて商品をスキャンしながらどんどん持ち帰りようのバッグに入れて行き、
最後にスキャナーを機械にセットすると合計金額が出て自分で会計をするというもの。
買い物かごから一々商品を出してベルトコンベアーに乗せて、またショッピングバッグに
詰めなおすという手間がいりません。さすが合理的なスウェーデン!と従姉が驚いてました。
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ぼん子の幼稚園の送り迎えにも何度かついてきてもらったので、
スウェーデンの幼稚園の中もちょっとのぞくことができました。
幼稚園から帰ったあとや週末は近所の公園にも連れて行ってもらったし、
家でもいっぱい遊んでもらったので、いっきに皆居なくなってしまったら
ぼん子が寂しくてわがままになるかしら?と心配しました。
わがままにはならなかったけど、熱がでました。。。
観光や外食は旅行にくれば誰でもできることですが、こういった旅行だけではできない体験が
色々できたのが特に印象に残った良い思い出になったと皆言っていました。
次回は船で行ったフィンランド旅行編!
今日も読んでくれて ありがとうございます。
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