前回 の続き。
と言うことで、とても悲しく切ない決断でしたが
夫が到着した翌日の朝に最後の授乳をしてパイパイとお別れしました。
『これで最後だからいーーーっぱい飲んでね！』
『 いっぱい飲んだからこんなに大きくなったんだね！ぼん子はもう大きなお姉さんになったから、これからはパイパイがなくてもご飯をいっぱい食べようね！ 』
『 今までいっぱいパイパイ飲んでくれてありがとう！ 』
ぼん子はあまり分かってない様子。
その後はパイパイにバンドエードを貼ってマジックで犬と猫の絵を描きました。笑
案の定その数時間後には眠くなったタイミングでいつものように私にすがり付いてきて
はぁはぁ言いながら
『 ぱいぱい。。。 』
『 ぱいぱいはもう無いんだよ。バイバイしたでしょ？ 』
と、犬と猫を見せると
『 ワンワン！！ニャンニャン！・・・？！
』
『 ぱいぱい？？？ 』
『 パイパイないよ。 』
『 
』
これ以上脱ぎようが無いのに、私の服をめくるように、必死に肉をめくろうとしていました。笑
泣きながら頭を横にブンブン振って絶望したかのように
『 ぱいぱ～い！！！！あああああああ！！！！
』
それはまるで
『 こんなの悪い夢だ！！！信じない！！！断固として信じないぞ～～！！！ 
』
と言っているかのよう。
また、依存症の禁断症状のようでもあります。
この姿を見るのが辛くて辛くて、自分で決めたにもかかわらず心が折れそうになります。
でも幸い他の家族と遊んでいるときは楽しそうですっかり忘れているし
私を見るとぐずり始めるので、なるべく距離をとっています。
アメリカの家が広くて部屋がたくさんあったのも救いです。
ベビーベッドと大人のベッドを１つ、隣の空部屋に移動して、夫とぼん子は
そこで寝てもらって、お風呂も夫にお願いしています。
また、完母で絶好調に出ていたパイパイのケアも重要です。
急にやめてしまったのもあって張りがひどくて、まるで熱くてカチカチな焼け石を
二つ抱えているようですが、レタスを上に乗せて冷やしたり、耐え切れなくなったときに
圧抜き適度にし絞ったりしています。
急な断乳がこんなに大変だったとは。。。
一度は授乳回数も減らしていたのにもかかわらず、ぱいぱいに頼り切って欲しいままに
あげるよう逆行してしまっていたここ最近の自分を恨みました。
月齢が上がり、色んなことが理解できるようになってくるとますます
おっぱいへの執着が強くなるとも言いますが、突然の断乳だと胸の貼りや
子供の精神が不安定になりやすいことを考えると、段階的に減らしていくことが
可能ならそのほうが良かったな～と今更ながら思いました。
また、もしも今の時点でぼん子が歩けるようになっていれば、もっと興味のあるものを
自分で見つけて気をそらすことができたのかな～とか。
でも、そんなのはおかれている生活環境や、ママや子供の性格によっても違うのだから
何が良いかなんてそれぞれに違うのだけど。。。
ただ狙ったとおり、良い変化といえば、食欲が格段にＵＰしたこと！！
お腹が空くようで、びっくりするくらいの量を一日に何度も食べます。
断乳初日からその変化は顕著でした。
水分も殆ど取らなかったのにお水もグビグビ飲んでいます。
これだけの栄養を今まで私から飲んでいたのかと思ったら
断乳後の自分の食生活にも気をつけないといけません。
食べても食べてもお腹が空いて太らない、授乳中と同じ量を食べていたら
あっという間に増量しちゃいそう！
アメリカのスーパーにて充実したポテチコーナー
特にここはアメリカ！
外食すると、健康に気遣ってる義父母は１ポーションをシェアしてるのですが
私は平気でペロリと１人前を完食してました。
アメリカ人もびっくり
これからは夫とシェアします。
２日目、３日目も私が近くにいると１日２回くらいはパイパイを求めてやってきますが
服を捲し上げてワンワン&ニャンニャンを見せると
『 わんわん。。。にゃあにゃあ。。。 』
『 (ぱいぱい) ないねぇ 』 と呟いて、私の服を自ら下げました！！！
これを書いている４日の朝も見せたら
『 ないねぇ。。。 』 と言い
すぐに服を下げて、ぷいっとして別の遊びに言ってしまいました。
夫担当の寝かしつけも、寝るまでの時間がどんどん短縮されて、初夜は５～６回
夜中に起きていたのも昨夜は１回だけ起きて、またすぐ寝て。。。と、どんどん
楽になっているそうです。
私はと言うと、断乳を決心した初日と２日目は悲しくて悲しくて、
ぱいぱいを飲んでいるあの愛おしい顔がもう見れなくなってしまう寂しさと
自分の判断でぼん子が一番安心できるものを突然奪い去ってしまったことへの罪悪感
また添い寝から一人で寝る寂しさで、泣きながら寝ました。
最後に記念に撮った授乳中の幸せそうな顔の写真を見ながら。。。笑
だけど、不安で辛いのに頑張って諦めようとしてるぼん子のことを思えば
いつまでもメソメソしていられません。
彼女の成長を喜んで、ハグやキスや言葉や遊びと言う
授乳に代わる別のコミュニケーションで愛情を伝えて行きたいなと思います。
アメリカでパイの話 おしまい。
断乳話にお付き合いいただきありがとうございました
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