サイドバーを考える。。。
サイドバーは、
フロントバーとメインアーチを繋ぐバーになります。
目的は、レースなどで接触した際、
ドライバーや搭乗者を守るために装着します。
また、フロントバーとメインアーチを繋ぐことで、
ボディ剛性を上げることにも一役買います。
ボディ剛性の向上を目的にするのか?
ドライバーや搭乗者の安全を目的とするのか?
その辺は、使用する用途にもよりますが、
2つのメリットを得られることができます。
もちろん、レースなどの競技に出場する場合は、
サイドバーの素材や肉厚、
取り付け方法や取り付け位置が決められておりますので、
レースなどの競技に出場する方は、
作業規則に準じた取り付けが必要になります。
今回は、競技に出場する車両ではありませんので、
ナンバー付きストリートカーとしての組み付けを行います。
正直、考え方は人それぞれですが・・・
ナンバー付きストリートカーを製作する際は、
私は、日本の保安基準に準じた組み付け位置を考えます。
↓下の画像は令和元年式ワイルドスピードスープラを製作した際の画像です。
ポイントとしては、サイドバーの組み付け位置も大切ですが、
日本の保安基準に適合させるためには、
“乗車定員分の内装を組み付けなければならない”という点。
理想は、無加工で組み付けることができれば、
作業を行う立場では、組み付けが楽。
作業を依頼するお客様の立場では、
(加工を行うことなく組み付けることができるので)
組み付け工賃が安価になる。
というメリットがあります。
最悪、サイドバーと内装との干渉部分が少なければ、
(理想のクルマ作りを追求しつつ)
最低限の加工費用で組み付けることができると思います。
加えて…
クルマへの乗り降りのしやすさも考えた方が良いですよね!
普通のクルマには、サイドバーは付いていませんから…
ましてやミニスカートのお姉さんが乗り降りをするとなると、
男性陣は喜んでしまうと思いますが、
本人は気になりますよね(笑)
この辺は、作り手とお客様との考え方次第ではありますが、
当事者同士が納得できるクルマ作りができれば良いと思います。
サイドバーの組み付けに関しては・・・
1.レーシングカーと同じように溶接で行う。
↓画像は首都高バトルでお馴染みのBOMEX Racingスープラ
2.専用のジョイントを溶接してボルトで組み付ける。
↓画像は令和元年式ワイルドスピードスープラ
3.市販の追加バーキットを使って組み付ける。
↓現在製作中のAE101レビン
一般的には、3つの方法があると思います。
安全性を含め、強度&剛性では、
1→2→3の組み付け方法になります。
もう、ネタバラシとなってしまいましたが、
今回は、キャロッセ社が販売する追加バーを使って、
サイドバーを入れることにします。
最も手間の掛かるワンオフロールケージを製作しておきながら、
サイドバーは、最も簡素な追加バーを組み付ける。
なんで??
という感じだと思いますが・・・
これは私の考え方になりますが、
私的には、完璧なロールケージを求めるのであれば、
冷間引き抜き材で製作したスチール製のフル溶接ロールケージ。
市販のボルト留めロールケージは、
一部のJAF戦などでは認められておりますが、
強度という点では、残念ながら溶接留めには敵いません。
ですから、乗車定員の保護を第一に考えるのであれば、
冷間引き抜き材を使用したフル溶接ロールケージ一択。
それ以外は、無いよりも、組んでいた方が良い。
と言うのが、私の考え。
だから、ロールケージを組んでいないクルマよりも、
組んでるクルマの方が安全でボディ剛性が上がる。
ベースの車両にもよりますが、
古いクルマであれば、経年劣化によるヨレもプラス方向に変わる。
これはね、誰にでも体感できると思います。
走る(加速する)、止まる、曲がるが大幅に向上されます。
ただし、ロールケージを装着することで、
その分、車重が重くなることを忘れないで下さい。
しかし、トータル的に考えれば、私はアリだと思いますし、
高価なクロモリ材で製作すれば、
スチール製よりも軽く作れるのも確かです。
ですから、今回製作したロールケージは、
クロモリ材を使用したワンオフロールケージになります。
とりあえず、良いと思われる位置が割り出せました。
今回は、内装は無加工で、
サイドバーとして最大限の安全性が発揮されるであろう、、、
そして、乗り降りもしやすい。
そんな組み付け位置を見つけることができました。
あとは、日本の保安基準に準じたロールケージパッドの組み付け。
再び、知恵の輪作業に突入です。。。




