久しぶりに計測。。。
今回は、ボメックスガレージの方が粉だらけ。。。
と言うことで、
埼玉県三郷市にあるダイヤモンドエンジニアリング社にて、
エンジン部品の計測を行って来ました。
エンジンパーツの計測は、基本となるのが20℃です。
理想は、室温が20℃前後。
計測を行う部品が20℃になります。
ですので今回の計測に関しては、
前日にエンジンパーツを持ち込み、
室温が管理された部屋で一晩寝かし、計測を行いました。
ピストン外径の計測。
計測したピストン外径を基準に、ピストンクリアランスを計測。
計測を行うケージは、1/1000ミリ(0.001ミリ)。
上の画像の針は20を指しておりますので、
20/1000ミリ(0.020ミリ)=2/100ミリ
というクリアランスになります。
昨年製作した4Aエンジンの標準ピストンクリアランスは…
0.09ミリ(9/100ミリ)=90/1000ミリ。
こちらは、一般的なコピー用紙1枚分の厚さに相当します。
今回製作を行うバイクのエンジンのピストンクリアランスは、
0.02ミリ(2/100ミリ)=20/1000ミリから、
0.03ミリ(3/100ミリ)=30/1000ミリが、
基準とのことです。
この手の話をするときは、
日本人の平均的な髪の毛の太さのお話をします。
日本人の平均的な髪の毛の太さは、
6/100ミリ(0.06ミリ)と言われております。
チワワさんの細い毛は、
4/100ミリ(0.04ミリ)と言われております。
ピストンクリアランスは、
シリンダー内径ーピストン外径になります。
ですから、ピストンクリアランスが0.02ミリですと、
ピストンの外周とシリンダーブロックとの隙間は、
0.01ミリ(1/100ミリ)=10/1000ミリ。
という隙間になるわけです。
うん!
何となく頭が可笑しくなる話。
今回は、ピストンピンの計測と、
ピストンピンとピストンとのクリアランスも計測しました。
計測という点では、他にも計測すべき部分もありますが、
ココから先は、組み付けながら計測を行っていきます。