花の咲かないズミに一才性の枝を接ぐ VOL.1 | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
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たぶん、故市川三郎さんの手になるズミです。

市川さんが亡くなられてから久しいですが、故人の手がけた盆栽はあちこちで息づいています。

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今回のテーマは、その市川さんではなくて、この花の咲かないズミをどうしてくれようというお話です。

そこで・・・

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この2箇所に一才性の枝を接いだズミを使って、この性の枝を接ごうということです。

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用意するのは、このチャック袋です。

これに・・・

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大きすぎない程度の穴を開け・・・

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その一才性の枝をクサビに切った接ぎ穂を・・・

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通して、中には濡れたティッシュ(綿がなかったんで)を入れて封をします。

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ちなみに、接ぎ穂の先を切るにも、元枝に切れ目を入れるにも、よく切れる「接木ナイフ」のようなものは必要です。

これは、ちょっと前に樹里安で手に入れておいたもの。

ある程度の重量があった方が使いやすいですね。

下の黄色い箱は、接ぎ穂を固定するためのテープです。

ニューメデールなんてヘンな名前です。

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で、さっきの接ぎ穂を、ナイフで入れた切れ目にギュッと差し込んで・・・

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ニューメデールでシッカリと固定しました。

後は・・・

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チャック袋がグラつかない様に、針金で引っ張っておきます。

なにしろ、枝接ぎや挿し木などでのグラつきは「厳禁」ですから。

後は、なるべく風の当たらない棚下などがいいんじゃないですかねえ。

今年はこの樹を皮切りに、バンバンやるつもりです。