テルさんの最小部類の八角鉢と天竜石仙の丸鉢の話 | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
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この写真では大きさがわかりにくいですね。

左が天竜石仙の黒?釉丸鉢で、右が久三造八角鉢です。

左が5.5センチ、テルさんのは5センチと、とてもミニです。

久三鉢としては最小部類じゃないでしょうか。

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とても小さいので、フルネームは書けませんね。

でも、さすがテルさん、釘彫りも達筆です。

私、かねがね思っていましたが、落款が「ヘタクソ」だと、どんな良い鉢も台無しなんですね。

下手な人は印鑑屋にでも作ってもらい押したほうがナンボかマシだと思います。

思い起こせば、一石や石州の落款はこれまたスバラシイです。

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それと、この天竜石仙鉢ですが・・・

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どんな落款が押されているかというと・・・

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よく見えないので、なぞりました。

「天樂雅」と落款が押されています。

天竜石仙、本名は三輪明。

信州飯田藩の御庭焼「天竜峡焼」を再興した三輪石潤を初代としています。

ちなみに御庭焼(おにわやき)とは、大名などが自分の領内に窯を作らせて陶磁器を焼かせたものです。

普通、氏の鉢には「天竜石仙」落款が押されていますが、特に優品には「天竜樂雅石仙」あるいは「天樂雅」落款が押されているようです。

参考まで。