冠詞はやっぱり難しいなあ | マニュアル課 翻訳室

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フリーランスで翻訳と翻訳レビューをやっています。
以前はマニュアルのテクニカルライティングもやっていましたが、今では翻訳専業です。

英訳案件をやっていると、冠詞に自信が持てないときがある。

ちょうど今、英訳案件の真っ最中で、すべての冠詞をチェック中。

基本的なことを思い出さなければ。

基本的な理解は次のようになるのかな。


a: いくつもあるうちのどれでもよいから1つ
the:唯一、それだけを特定


たとえば、中学校で昔ならった英文を思い出してみる。

I'm reading a book.
この場合は、どんな本かわからないけど、とにかく本を1冊読むという意味。

I'm reading the book.
この場合は、特定の本。本と言えば、皆が共通で思い浮かべるあの本。これを聞いた人は、「え、何の本?」となるはず。共通の理解があれば「ああ、あの本のことね」となる。
普通は、「the book I bought yesterday」のように、特定する言葉が付く。


同じように、

Pass me the salt, please.

食事をしているときに、塩をとってほしいのでしょう。
なぜ、ここで「the salt」になるかというと、テーブルに塩が1つしかないから。

a なのか the なのかって、書き手の心理的なものが入るのですごく悩むときがある。
ネイティブは悩むことないのかな?

ノンネイティブの自分は、もっともっと努力しないとなかなか自然に使えない。

頑張ろう。