携帯電話などの普及で減り続けている公衆電話について、NTTは設置場所の公開を来年4月にもホームページで始める。災害時でもつながりやすく、東日本大震災で機能を見直されたが、最近は台数が減りすぎて、「どこにあるか分からない」という声が寄せられていた。

 公衆電話のあり方を検討してきた情報通信審議会(総務相の諮問機関)が20日、災害時の有効な通信手段として設置場所を広く公開するようNTT東日本、西日本に求める答申案をまとめる。NTT側は「これまでは人が多く集まる場所には設置されていて、あえて公表する必要がなかった」などと説明していた。

 1985年3月末のピーク時に約93万台あった公衆電話だが、今年3月末時点では約25万台。携帯の普及で、外出先での通信の主役から追いやられた。駅周辺などでの撤去も目立つ。
 文部科学省は、卒業後に一定の年収水準に達しなかった人について、学生時代に借りた奨学金の返済を期限を定めずに猶予する制度の導入を決めた。貸与制を原則としつつ、返済は「出世払い」とすることで、高まる雇用不安に対応する。来年度から施行する方針。

 対象は、日本学生支援機構(旧日本育英会)が貸与する無利子の奨学金を来年度から借りる大学・短大・高専などの学生で、大学院生は除く。貸与時に保護者の世帯年収が300万円以下の人に限る。返済を猶予する本人の年収水準は「300万円以下」とする。

 卒業後、年間所得を証明する書類とともに猶予申請を受け付ける。年収が水準を超えたら返済を始めてもらう。
 津波にも耐えて残った岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の種子から苗を育てることに、住友林業が成功した。衰弱が進んでいた一本松は蘇生が断念されたが、その後継ぎとなる18本の苗は、高さ約4センチまで成長。将来的に松原の再生に生かしたい考えだ。

 14日に発表した。同社によると、東日本大震災後の4月、一本松の樹上に残っていた松ぼっくりを集め、わずかに残っていた種子25粒を採取。低温処理を施した上で、9月から脱脂綿の上に種子をまき始めたところ、間もなく発芽した。今後は温室や畑などで管理。約10年後には50センチほどまで育て、植樹できるようにしたいという。