谷間広がる連続敗退 | BOLAO NANA`s Style

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 「谷間の世代」と呼ばれたアテネ五輪世代に続く、2大会連続の1次リーグ敗退。日本サッカーの「谷間」は「谷底」へと広がった感が漂う。
 23歳以下で争われる五輪の男子サッカーは、ワールドカップ(W杯)に次ぐ世界大会。日常的に高レベルを経験できる欧州と違い、日本にとっては「世界基準」を肌で知れる貴重な機会だ。だからこそ、より勝負の真剣度が増す準々決勝以降を逃したのは日本サッカー界全体の損失だろう。
 1993年のJリーグ発足を契機にした日本の右肩上がりの成長は、育成年代の強化のたまものだった。「黄金世代」を擁して準優勝した99年世界ユースが、それを象徴する。言い換えれば、そこの経験値が下がれば、A代表も尻すぼみになる。黄金世代の賞味期限が過ぎ、その傾向が表れ出しているのは、アテネでの惨敗とも無縁ではなかろう。北京での敗退は、さらに暗雲を広げる可能性すらある。
 今回の反町ジャパンには、既にA代表デビューを飾っている選手もいる。望んだ結果は得られなかったが、彼らを中心に、悔しい思いをどう今後の糧にするか。