地方で発生のたらい回し 都市部で働きたがる医師 | BOLAO NANA`s Style

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 数字だけを見ると医師過剰の状態であり、大学の医学部では教授が「将来は医師はコンビニで深夜バイトでもしなければ食べていけないかも知れない」と言い笑えない冗談として語られているという。しかし、それでも地方都市では医師は不足しており、先日奈良や秋田で発生した妊婦の病院たらい回しした末に死産したという痛ましい出来事は医師不足が原因のひとつだとも言われている。

「何故各県にはそれぞれ医学部が設置されているにも関わらず地方には医師が少ないのか?」という疑問に対して、とある地方の現役医学部生はこう答える。

「医学部に入るくらいですから、もちろん人の命を助けたいという思いはありますよ。でも、徹夜3日連続が当たり前でその上大した病気や怪我でもないのに次々に患者がやってきて感謝もされないという田舎の病院の話を聞くと、どうしても比較的楽な都市部で働きたいと思いますよ。昔と違って今は地方の医学部出身でも違う都市で医師として働くことができますからそれなら都会に出たり開業したりして安穏と暮らしたいじゃないですか」。

 いくら人の命を救いたいと思って入学したとしても、過酷な現実を見せられれば逃げ腰になりたくなるのは仕方がないが、それでは地方の医師不足はどうすれば改善されるのであろうか?