複雑なJリーグチーム名 7つの分類で覚えやすい | BOLAO NANA`s Style

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 アジア杯により中断していたJリーグも8月11日から再開。アジア杯の戦いぶりには賛否の声もあったが、代表選手も今後はクラブチームに戻っての戦いだ。

 さて、プロ野球は「タイガース」「ドラゴンズ」「ライオンズ」等、チーム名がシンプルなのに、サッカーは少々複雑。代表の試合なら見るような人でも、「甲府」「大分」「新潟」(全て現在J1)と言われると、咄嗟にチーム名が出てこないのでは?そこで、J1 (18)+J2(13)の計31チームの名称の由来調べ、覚えやすいようタイプ別に分類してみた。

【1】合体型造語系
『モンテディオ山形』 イタリア語の「MONTE(山)」+「DIO(神)」の造語。霊峰出羽三山をイメージ。
『ベガルタ仙台』 仙台七夕を由来とし、織姫「ベガ」と彦星「アルタイル」が出会うという伝説から、合体名を作成。
『アルビレックス新潟』 「アルビレオ(白鳥座の中の二重星)」+ラテン語の「レックス(王)」の造語。王者に向けはばたくイメージ。
『柏レイソル』 スペイン語の「REY(王)」+「SOL(太陽)」の造語で太陽王の意。
『湘南ベルマーレ』 ラテン語のBellum(ベラム/美しい)とMare(マーレ/海)から、湘南の「美しい海」をイメージ。
『清水エスパルス』 「サッカー、清水、静岡」の頭文字Sと、英語のPULSE(心臓の鼓動)より。
『ヴィッセル神戸』 英語のVICTORY(勝利)とVESSEL(船)から生まれた造語。国際港神戸をイメージ。
『大分トリニータ』 クラブ運営の3本柱、県民、企業、行政を表す三位一体(英語でトリニティ/Trinity)に、大分を加えた造語。

【2】駄洒落型造語系
『コンサドーレ札幌』 「どさんこ」の逆さ読みに、ラテン語の響きをもつ「オーレ」を付けたもの。
『ガンバ大阪』 イタリア語で「脚」を表すGAMBAと、日本語の「頑張る」をかけたもの。
『サガン鳥栖』 長い年月をかけて砂粒が砂岩(サガン)となるように、小さな力を結集し立ち向かうことを意味する。「佐賀の」という意味にも通じる。

【3】御当地系
『ザスパ草津』 英語のSPA(温泉)より、チーム誕生の地、草津温泉を表している。
『水戸ホーリーホック』 英語で「葵」。徳川御三家の一つ、水戸藩の家紋「葵」より。
『名古屋グランパスエイト』 英語で名古屋のシンボル「鯱」。EIGHTは末広がりを表す。
『徳島ボルティス』 イタリア語の「VORTICE(渦)」から生まれた造語。鳴門の渦潮より。

【4】戦国武将系
『ヴァンフォーレ甲府』 フランス語の「VENT(風)」と「FORET(林)」を組み合わせ、武田信玄の旗印「風林火山」に基づく。
『サンフレッチェ広島』 日本語の「三」とイタリア語の「フレッチェ(矢)」を合わせたもので、戦国武将・毛利元就の「三本の矢」より。

【5】シンプル外国語拝借系
『鹿島アントラーズ』 ANTLERは英語で「鹿の枝角」。鹿島神宮の鹿と、茨城県の「茨」をイメージした枝角より。
『大宮アルディージャ』 スペイン語で「リス」(発音はアルディーリャ)。「リスのごとくスピーディーに」という意図から。
『川崎フロンターレ』 イタリア語で「正面の」「前飾り」。最前線で挑戦し続け、正々堂々戦う姿勢を表現したもの。臨海都市「川崎」もイメージ。
『横浜F・マリノス』 スペイン語で「船乗り」。世界を目指す姿と、国際的港町、横浜のイメージ。
『ジュビロ磐田』 ポルトガル・スペイン語で「歓喜」。
『セレッソ大阪』 スペイン語で大阪市の花の「桜」。
『京都サンガF.C.』 古都・京都とのつながりの深い仏教用語。サンスクリット語で「仲間・群れ」。
『アビスパ福岡』 スペイン語で「ハチ」。「軽快で統制のとれたグループ攻撃」を象徴。

【6】野球型ネーミング系
『ジェフユナイテッド千葉』 一般公募で決定。ホームタウンとの結びつき、協調・連帯感を表現。
『東京ヴェルディ1969』 ポルトガル語の「VERDE(緑)」から生まれた造語。1969はチーム発足年。
『浦和レッズ』 クラブ名は浦和レッドダイヤモンズ。ダイヤモンドがもつ輝きと結束力のイメージに、クラブカラーのレッドを組み合わせた。

【7】ツンデレ型シンプル系
『FC東京』『横浜FC』『愛媛FC』

 流石は「100年構想」のJリーグ。英・仏・伊・スペイン・ポルトガルにサンスクリット語、そこに駄洒落、名物、名産品まで入ってきて、一筋縄ではいかない。けどチーム名さえ覚えればもうこっちのもの。あとは、

「アルビレックスの矢野はいいね」
「トリニータの松橋兄弟ってさ…」
「アビスパってマラドーナの弟いたよな?」

 などと言っておけばもう貴方もサッカー通。是非、学校、職場や居酒屋でサッカー談義の中心になっちゃって下さい。