06年度の医療費、32.4兆円・診療報酬大幅下げでも微増 | BOLAO NANA`s Style

BOLAO NANA`s Style

茨城県常総市を拠点に活動しているEVENTCIRCLE『BOLAO』のNUMBER7(NANA)のフットサル・サークル・ライフ・ワークスタイル等の思った事を綴ったblogだよ

 厚生労働省は8日の中央社会保険医療協議会(中医協)に、2006年度の医療費が32兆4000億円だったとの調査結果を示した。前年度比では0.1%増となった。医療機関に支払う診療報酬を06年4月の改定で過去最大の3.16%引き下げたものの、医療の必要な高齢者が増えたことなどで、わずかながら増えた。

 政府は06年度の医療費を今秋以降の税制改革論議の前提と位置づけてきた。診療報酬を大幅に引き下げても医療費が容易に減らないことがはっきりしたことで、増税が必要との論拠のひとつになる可能性がある。

 06年度の医療費は前年度と比べると400億円の増額。調剤費が3.4%増の4兆7000億円に上った一方、診療費では歯科が2.8%減の2兆5000億円、医科は入院が横ばいの13兆円、入院外が0.3%減の12兆1000億円だった。診療報酬を引き下げたことのほか、受診延べ日数が0.7%減ったことも影響したとみられる。