このところ、X(旧ツイッター)にて電車内でのトコジラミ目撃情報が増えてきている気がする。

 

先日は、大学構内にいたという報告も見た。

 

 

きっとこれから、もっと増えてくる。

 

夏に向けて、間違いなく増えてくる。

 

 

心してかかれ。

 

ヤツらを連れ帰ったが最後、あなたの価値観と生活は一変するのだから。

 

 

 

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これまでのいきさつ:

 

我が家にトコジラミがいる。

 

犬のため、殺虫剤を使わず駆除したい。

 

しかし、トコジラミ相手に殺虫剤不使用で戦うのはあまりに難しい。

 

苦悩の最中、ふいに夫が「トコジラミブログを書けばいい」と提案してきた。

 

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えーっと。

 

殺虫剤を使わずにトコジラミと戦うのは難しいという話をしていたんだよね?

 

そこでいきなり、「トコジラミブログを書けばいい」とか言い出されても。

 

ブログを書いたら、何がどうなるっていうわけ?

 

話の展開が意味不明すぎて、頭の中はハテナ?マークでいっぱいだ。

 

そんなわたしに向かって、夫は超理論を展開した。

 

 

 

 

「確かにトコジラミは、なかなか完全駆除できないかもしれない。

 

駆除しきれずにまた出たら、間違いなくトトリは凹むだろう。

 

でも、トコジラミブログを書いていれば、凹まずに済むかもしれないよ。

 

だってトコジラミがまた出たとしても、そのときは

 

『やった、ブログのネタになる!』

 

って思えばいいんだから。

 

トコジラミブログさえ始めれば、きっとトコジラミの出現を前向きにとらえることができるようになるよ!」

 

 

 

 

はあぁぁぁ?

 

つまり、駆除に失敗したときのためという後ろ向きな理由でブログを始めるの?

 

失敗したときに「ネタになる!」と前向きに思えるように?

 

 

この提案……

 

前向きなんだか、後ろ向きなんだか。

 

発想がななめ上すぎる。

 

 

っていうか、それって本気で言ってるの?

 

冗談で言ってるの?

 

わたしのこと、おちょくってるの?

 

その発言からして、絶対トコジラミのこと真剣に考えてくれてないよね?

 

 

 

 

……とはいえ。

 

まあ、トコジラミに関することを吐き出したい気持ちはあるし。

 

ブログを通して被害者の人と出会えたら、情報交換できるかもしれないし。

 

もし上手く駆除できた場合は、誰かの参考になるかもしれないし。

 

トコジラミブログ案は、うん、実際まあ悪くないかもしれない。

 

 

「分かった。わたし、トコジラミブログを書く」

 

 

もちろん、駆除に失敗して「やった、ネタになる!」などと思う未来は来ないよう願いつつ。

 

 

 

 

タイトルは……

 

トコジラミが出たのだから、そのまま「トコジラミが出た!」にしよう。

 

 

かくして、2024年4月。

 

祝☆トコジラミブログ開設。

 

こうして、戦いの準備はすべて整った……のか?

 

 

トコジラミとの戦いの模様を最初から読むには↓