一昨日の記事のコメント欄で「古着から疥癬になった」という話を伺ったので、「疥癬(かいせん)」について調べてみた。

 

怖すぎた。

 

ヒゼンダニというダニが皮膚の中に入ってゆき、横穴を掘ってその中に卵を産みつけるらしい。

 

毎日2~3個ずつ。

 

ちなみに、通常疥癬だと体内にいるのは数十匹らしいけど、角化型疥癬になると100万~200万匹だそう。

 

え、200万匹のヒゼンダニが自分の皮膚の下にいて、さらにその中のメスは卵を産み続けるの!?

 

それって、もし治療しなかったら一体どうなっちゃうの……

 

 

 

 

 

怖すぎる。

 

ヤバすぎる。

 

中古品、リスク高すぎ。

 

 

それでも購入する人は、購入後すぐに洗って乾燥機にかけることをお勧めする。

 

あるいは、ヒゼンダニは人体を離れると長生きできないそうなので、購入後しばらくビニール袋に入れておくのも有効かも。

 

とにかく、不用意にすぐ着るのは絶対厳禁だ。

 

心して対処せよ。

 

 

 

*****

 

これまでのいきさつ:

 

トコジラミと戦うトトリ。

 

長らく姿を見つけられず、吸血被害にだけあってきた。

 

が、ついにトコジラミの幼虫を捕獲!

 

*****

 

 

 

 

前回の記事では、トコジラミの幼虫を見つけたとき、わたしの頭の中で「革命のエチュード」が流れただけのように書いたけど。

 

実際には、それだけではなかった。

 

実際は……

 

 

 

 

 

ぎゃうおヴぉうぁわうぉぁーーーー!!!

 

 

 

 

と、もっのすごい悲鳴も上げていたのだった。

 

 

 

 

 

「どうした!?」

 

 

悲鳴を聞いた夫が、隣室の書斎から飛び出てきた。

 

 

「トコジラミがいた! トコジラミがいた!」

 

 

慌てながら訴えるわたしに、夫は驚いた顔を向け。

 

予想外の言葉を言っ放った。

 

 

 

「なんだ、そんなこと?」

 

 

 

え?

 

えー!?

 

そんなこと!?

 

「そんなこと」って言った!?

 

 

 

 

 

 

いや、トコジラミが本当にいたんだよ?

 

トトリ家史上、最大最悪の大問題でしょうが!

 

そんなことって事はないでしょう!

 

 

予想外の反応に驚いてわたしが目を丸くしていると、夫は

 

 

「ごめん。今リモートで大事な会議中だから、悪いけど静かにしてくれる?」

 

 

そう言って、そそくさと書斎に戻ってしまった。

 

 

えーーーー!?

 

 

 

 

 

部屋に取り残されたわたしは、トコジラミの幼虫がついた粘着シートを手に、呆然とたたずんでいた。

 

 

……そりゃね、リモート会議中に大声を上げて邪魔したのは悪かった。

 

大事な会議にすぐ戻っていくのも分かる。

 

分かるけど……

 

ここはもっと驚くポイントじゃないー?

 

 

だって、ついにトコジラミが捕獲できたんだよ?

 

わたしの思い込みでなく、本当にいることが判明したんだよ?

 

反応、薄いにもほどがあるでしょうがー!

 

 

 

 

 

このときの事を、のちに夫はこう釈明した。

 

 

「だって、とんでもない叫び声だったから強盗でも来たのかと思ったら、トコジラミだって言うからさ……」

 

 

はい、夫、トコジラミの恐ろしさを全然分かっていないことが判明。

 

 

そりゃ強盗が来るよりはマシかもしれないけどさ、トコジラミ襲来だって相当なモンよ?

 

ね、いい加減そのヤバさに気づいて?

 

 

 

トコジラミとの戦いの模様を最初から読むなら↓