お店で、たとえば自分の欲しい商品が売り場に6個あったとして。
わたしは、自分が6個必要だったら、そこにある6個すべて買っても良いと思うのだけど、夫は必ず1個か2個は残す。
「次に来た人がその商品を欲しい場合」に備えて、残しておくのがマナーだというのだ。
そうなの?
夫が正しいの?
わたしがマナ―違反をしているの?
なお、コロナ禍のマスクのように「みんなが欲しがっている商品」とかの話ではなく、どこにでもある一般的な日用品や食品の話なんだけど。
しかも大量ではなく、せいぜい5~6個の話。
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これまでのいきさつ:
我が家にトコジラミがいる。
トコジラミ駆除経験者のカズキさんから体験談を聞いたり、ベッドの隙間をコーキング剤で埋めたり、いろいろ奮闘中。
愛犬・ルディは16歳になったが、獣医さんに「12~13歳っぽく見えます!」と褒められ、夫ご満悦。
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ベッドの隙間をコーキング剤で埋めても、結局のところ、意味はなかったようだ。
埋めて以降に血糞は見つかるし、刺され続けてもいる。
(ちなみに、夫が寝心地にこだわってどーのこーの言うので、結局そのベッドを捨ててもいない)
カズキさんに相談すると、こんなアドバイスを受けた。
「トコジラミが登って来られないよう、ベッドの側面をハエ取りテープで囲んでみるのはどうだろう」
それだ!
さっそくお店に行き、商品を物色する。
「強力ハエ用粘着シート」
25センチ×6センチのシートが5枚入っているというこの商品を買ってみることにした。
売り場にその商品は6箱あった。
うちのワイドダブルのベッドの側面を取り囲むには6箱必要なので、セーフと思いながらカゴに入れた。
で。
帰宅後に夫にこの話をしたところ、言われたのである。
「全部買い占めるのはダメだよ~」
えーーー!
ダメなの?
売ってるのに、買ったらダメなの?
ディズニーランドの人気のぬいぐるみを大量に買い占めるという話ではなく、ハエトリ粘着シート6箱だよ?
トコジラミに困っていて、大至急6箱必要な人が6箱買うのもダメなの!?!?
むむー。
結局のところ、トコジラミに対する温度差がこうしたところにも出ているのだと思う。
もし夫自身が刺されいて、とんでもなく痒い目に合っていたら、「買い占めるのはダメだよ~」なんて悠長なことを言っていない気がする。
モヤモヤしつつ、気を取りなおして作業することにした。
ベッドのマットレスにかけたボックスシーツの上に、この粘着シートをつけるのだ。
が……
この粘着シート、裏側には粘着剤がついていないので、シーツにつけるにはテープが必要だった。
普通のセロハンテープでは幅が狭くて粘着力に問題があるので、幅広のテープがいる。
再度お店に買いに行ったら、品出しをしたのか、店頭に同じ商品がまたいくつも並んでいた。
……ほら、別に希少品というわけでもないんだし、わたしがいくつ買ったって別に良かったんじゃないの?
何度も言うけど、みんなが欲しがっている人気商品などではなく、単なるハエトリ粘着シートだよ?
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