昨日のこと。

 

前を歩くご婦人たちが、こんなことを話されていた。

 

「そういえば、トコジラミの話ってあまり聞かなくなったわね~」

 

「どうなったのかしら。もういないのかしらね~」

 

ご婦人たちに教えて差し上げたい。

 

「それなら我が家におりますよ」

 

 

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これまでのいきさつ:

 

姿をあらわさないトコジラミと格闘中のトトリ。

 

ついにトコジラミの糞である「血糞」をベッドの裏に発見!?

 

*****

 

 

 

ついにベッドで見つけた。

 

数個の「血糞」らしきもの。

 

しかし、それが本当に、間違いなく血糞なのかと問われると……

 

「絶対に」とまで言い切っていいのか、迷いは生じた。

 

理由は、大きさだ。

 

 

それは間違いなく3ミリ近くあったのだ。

 

トコジラミは成虫でも5~8ミリなのに、その糞が3ミリなんてことがありえるのだろうか。

 

8ミリの成虫がしたとしても、人間に換算するなら、160センチの人間が60センチの大をしたことになる。

 

そんなことって、ありえるか???

 

 

 

 

しかし、相手はトコジラミ。

 

人知を超えた次元で生きる虫。

 

何がありえても、不思議でない気もしなくはない。

 

 

調べてみると、トコジラミの糞は「1~2ミリ」と書いてあるものや、「2ミリ前後」と書いてあるものがあった。

 

8ミリの虫にとっての「3ミリ」は、「2ミリ前後」の範疇に含まれるのだろうか。

 

どうだろう……

 

うーん……

 

 

 

 

はっ!

 

まてよ!

 

もしこの場にブルースリーがいたら、あの言葉を言うに違いない。

 

「考えるな、感じろ!」

 

それだ!

 

 

 

 

……。

 

……。

 

うん、感じた!

 

わたしは感じた!

 

これは血糞なのだと!

 

 

よし、解決した。

 

確定した。

 

やはりこれはトコジラミの血糞だ。

 

夫に報告しよう。

 

 

トコジラミとの戦いの模様を最初から読むなら↓