ホテルからトコジラミを「持って帰ったら」ヤバイと警戒してきたわたしが、
ホテルにトコジラミを「持って行ったら」ヤバイという立場になってしまった。
悲しいのぅ……
ゴールデンウィーク、我が家はもちろん旅行には行かなかった。
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これまでのいきさつ:
トコジラミと戦っているトトリ(←刺されてる)
「我が家にトコジラミなんているわけない」と思っている夫(←刺されてない)
撲滅目指してアドバイスをくれるカズキさん(←かつて死ぬほど刺された)
犬(←寝てる)
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ニオイの問題で、待ち伏せスプレーを寝室に撒くわけにはいかなくなった。
だからといって、何もしなかったら毎晩刺されるばかりだ。
マットレスをあげて、ベッド枠を一部解体してスチームクリーナーをかけたけど、こんなことでは全く安心できない。
だって奴らは、スチームの届かないところに隠れているに決まっているのだし。
ちなみに、ベッドからは虫本体も抜け殻も卵も血糞も見つからなかったことから、
「ほら、やっぱりいないんだよ」
と、夫はますます「いるわけない」という考えを強めたようだった。
違う。
簡単に見つからないところに潜んでいるから、彼らは厄介なんだよ。
数が少ないうちは、それらを見つけるのは困難なんだよ。
次の一手をどうすべきかカズキさんに指示をあおぐと、
「そういえば、俺はコーキング剤を買って来て、出来る限り隙間を埋めたよ」
という返信が来た。
詳しく聞くと、巾木と床の境目や、巾木と壁の境目、壁紙のつなぎ目や壁紙と建具の境目など、トコジラミが潜みそうな隙間をコーキング剤で埋めたというのだ。
「トトリちゃんちのベッドがどういうのか知らないけど、ベッドに奴らが潜みそうな隙間があるようなら、埋めてしまえばどうだろう」
よし、すぐさまコーキング剤を買ってこよう!
「本当は、ベッドは捨てるのが一番なんだけどね」
わたしもそう思う。
早急に捨ててしまいたい……
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