従軍慰安婦なんてものはいなかった-2 | Bokensdorfのブログ

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国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます

昨日(2012.8.26)は一日のアクセスが1000を越えました

いったい何が。。。(笑)


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一歩進んで私が思った事は、この小野田寛郎さんの体験談からの
人間というものの真実の姿についてなのです

それは  ...続きです



戦争のとき、略奪や強姦が行なわれる
というのはよく見聞きする事です

もちろん、陸上の戦闘員によるものです

もっぱら空を飛んでいた我々には想像できない事でした


それがなぜ、行なわれるのか、何度か考えた事があります

略奪は、腹が減ってればするだろう

しかし、好きでもない異国の異性を相手にセックスができるものなのか?

それは、想像がつかない事です


ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-1995)の際、
レイプがたくさん行なわれ、
ベビーブームが起きたことを覚えているかも知れません

産院のカラー写真などがあって、
可愛い赤ちゃんや二歳、三歳の子どもたちが写っていた

当然だが、父親の姿は無い


今頃は小学生だろう


子どもは可愛いが
自分の生まれた理由を理解できるだろうか
(事実の理解ではなく、受け容れられるだろうか?)
と思ったものだった。


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自衛隊にいた時、何度か戦闘訓練というものを経験しました

パイロットでも地上戦の経験はするのです


何日も野戦場で過ごし、お互いの司令官のいる陣地へ敵味方に分かれて
攻撃を仕掛けるのです

みんな気が立っていた

最終日、敵の総攻撃が始まって、眼前の斜面を数十人の兵士(同期生ですが)が
機関銃を発射しながら(空砲ですが)突撃してきたとき、

「ああ、これが本物の戦争ならあと15分ぐらいで死ぬんだな」

と、思ったことを、よく覚えています。

※そういう体験はおよそ一般の人は一生しないでしょう。


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小野田さんの記事にはこんなことが書いてある。

(以下引用)
外地に出動して駐屯する部隊にとって、治安維持と宣撫工作上最も障害になる問題は、兵士による強姦と略奪・放火である。そのためにどこの国もそれなりの対策を講じていることは周知の通りである。

(中略)

「異常に多く実を結んだ果樹は枯れる前兆」で「種の保存の摂理の働き」と説明されるが、明日の命も知れぬ殺伐とした戦場の兵士たちにもこの「自然の摂理」の心理が働くと言われる。彼らに聖人君子か、禅宗の悟りを開いた法師の真似をしろと要求することが可能なのだろうか。

(以上引用終わり)




明日死ぬかも知れない
そういう環境では自分のDNAを残そうという本能が強く働き出す

そういうものなのかもしれない

そういうものなのだろう。


経験した事の無い事を理解するには
たいへんな想像力が必要だが

これはけっして経験したくない事だし
想像する事はさらに困難だと思う


戦争に行かされた人々の事を
想像もできない人間がやたらと正論ぶったことを言って批難するのは
そちらの方が恥ずかしい行為なのではあるまいか



人間とは、そういうものなのだ

私はこの年齢になって
友人にも物故者がおり、
あと何年も生きないだろうと思い始めているが
子どもを作ろうという気持ちにはまったくなれない

それは、DNAがそうしたくないからではなくて
子どもを育てるという責任行為がまっとうできる寿命も体力も無いことを
自覚しているからに他ならない

もし、自分が死んでも残された子どもになんの支障もないのなら
(親の役割を果たす事以外に、であるが)
※親の役割とは何か(←リンク)

自制心が取り払われて
子づくりに励むようになるのだろうか


そのまえに相手が必要だが。




息子と息子のいとこ(赤ちゃん)
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さすがにここに女性の写真はまずいだろう...




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